これまでの日本では、親族や近隣住民の力を借りて助け合いながら、子育てをすることが当たり前の時代でした。
しかし、核家族化が進み近所付き合いも希薄になった現在の日本では、両親の手だけで子供を育てるという家庭も増えてきているように感じます。
インターネットをひらけば多くの情報が手に入ら時代ですから、そのような子育ての形が成立するようになりましたが、「ネット検索」は非常に便利である反面、それだけでは不安を消すことはできないように感じます。
ネット社会と子育てについて今一度考えてみることが必要かもしれません。
子育ての不安はネット検索では消えない?
インターネット上には、数多くの情報があるので、その中から信憑性の高い情報を取得する必要があります。
近頃では、子育てに関する情報を交換するようなアプリをプラットホームとして、子供の年齢ごと・住まいのエリアごと「欲しい情報がピンポイントで取得することが容易になりました。
それゆえ、何か困ったことがあれば「ネット検索」不安なことがあれば「ネット検索」と、相談相手がスマホになっているケースも少なくないかもしれません。
たしかに人間関係が希薄になった社会で、新しくコミュニティを作る億劫さを感じるのも、誰かに相談することが容易ではないというのもわかります。
しかし、近くに頼れる親族がいるのであれば良いですが、そうでない場合は、実際に話をできる同じ境遇の知人を作っておくことが精神衛生上の良いでしょう。
ネットの情報は参考レベルに
ネットの情報も以前よりも信憑性が高くなってきました。
しかしながら、すべての情報が正しいわけではありませんし、誰が出している情報かが分からないのも事実ではあります。
ネットの情報は、参考レベルにしておくくらいでちょうど良いでしょう。
子育てをするのは、人間です。
同じことでも、一人一人考えることや感じることは異なります。
思ったことや感じたことを共有できる仲間を持った上で、うまくネットの情報を活用するようにしたいものです。