子育てをしていると、うちの子供は大丈夫だろうか?と心配になり、よその子はどうなのだろう?と気になることはありませんか?
そのうちのひとつに、子供の寝相があるかと思います。
子供の発育に伴い、動き回る範囲や時間が増えてくるかと思いますが、ある月齢を過ぎたあたりから寝ている時でさえ動き回っているとさえ感じるようになります。
寝相が悪いと心配にはなりますが、子供の寝相の悪さはそんなに心配するべきことではありません。
今回は、子供の寝相の悪い理由と、対策についてまとめてみました。
子供の寝相の悪さは心配無用!
子供の寝相があまりに悪いと心配になりますが、子供の寝相の悪さは心配無用です。
むしろ、成長の過程で自然なことであると認識するべきです。
我が家の娘も、月齢が上がるにつれて、徐々に寝相が悪くなりました。
月齢が低いうちは、仰向けの万歳寝がほとんどだったのですが、横向きやうつ伏せになったり、時間帯によってはゴロゴロ転がりながら寝たりと動きが激しくなってきました。
それでは、なぜ子供の成長に伴い寝相が悪いのでしょうか?
その理由がわかれば、寝相が悪くても心配無用である理由が見えてくると思います。
子供が寝相が悪い理由
子供が寝相が悪い理由は、レム睡眠の時間が長いからです。
人は寝ている最中に、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠とを繰り返しています。
- ノンレム睡眠・・・深い眠り「体も脳も眠っている」
- レム睡眠・・・浅い眠り「身体は寝ているが脳は起きている」
成人した大人の場合、睡眠時におけるレム睡眠とノンレム睡眠の割合は3:1で、多くの時間をノンレム睡眠に充てています。
それに対して、子供の場合は1:1と睡眠時間の約半分をレム睡眠に充てているとされています。
小さい子供にとっては、身の回りに起こる多くのことが新しいことばかり。記憶を定着させるために、子供は大人以上にレム睡眠の割合が高いのです。
レム睡眠は浅い眠りの為、夢を見たり、寝返りをする回数が多くなります。
それゆえ、寝相が悪くなるんですね。
子供の寝相の悪さへの対策

寝相が悪いこと自体は悪くないと分かったところで、親として気を付けないといけないこともあります。
子供が小さいうちは、特に気を付けましょう。
室温に注意をする
子供は成長ホルモンの分泌に伴い、体の表面温度が大人よりも高くなります。
大人が適温だと感じていても、小さい子供からすると熱く感じていることも多いです。
寝相が悪くなる理由に、より風通しがよく涼しい場所を探しているということもあります。
特に夏はエアコンや扇風機で温度調節をするようにしましょう。
腹巻をする
寝相が悪いと、往々にして布団がはがれてしまうかと思います。
冬場は特に意識するケースが多いかとは思いますが、おなかは冷やさないようにしましょう。
子供が大人よりも体温が高いとはいえ、寝冷えは風邪の原因にもなります。
いずれにしても、より良い眠りの環境を与えてあげることが大切です。
ベッドから布団に変える・ゲージをする
ベッドで寝ている家庭は、子供ができたタイミングで布団に変えるケースも多いかと思います。
我が家も別途を解体し、マットレスで大人が寝て、子供はその隣で布団に寝かせています。
寝相が悪いとベッドから落ちるリスクもあります。
大人にとっては大した高さでなくても、子供からすると危険を伴う高さになりますので、床に近い位置で寝かせる、もしくはベッドにゲージをして落下防止をする等は必ず行いましょう。
寝相の悪さを微笑ましく見守ろう
子供と一緒に寝ている場合、子供の寝相が悪いと起こされることは何度もあるかと思います。
確かに子供の寝つきが悪かったり、寝相が悪かったりすると、大変ではありますが子供の成長している証拠であると理解し、微笑ましく見守るようにしましょう。
あまりの寝相の悪さに衝撃を受けて悪さに、夫婦そろって大爆笑。
そんな時間も子供が小さく、成長している期間限定のことなのかもしれません。
子供の成長は、親からすると一番の喜びでもあります。
辛いことも多いとは思いますが、日々の変化を楽しみながら、子供と一緒に成長していきましょう。