多くの学生がスポーツに青春を捧げていますが、みなさんは、スポーツは得意ですか?
小学生時代は、クラスの人気者は運動神経が良い子になるケースが多かったと感じます。
子供が出来たら、優しい子になってほしい、勉強ができる子になってほしい、などは当然として、運動神経が良い子になってほしいと願う親御さんも多いのではないでしょうか。
今回は、子供の運動能力を向上させる「ハイハイ」が及ぼす良い影響をまとめました!
目次
ハイハイが運動能力を向上させる理由
ハイハイは全身の筋肉を使う運動

赤ちゃんがハイハイをする姿を見ると、かわいいと思い癒されますが、実は全身を使ったハードな運動なのです。
重たい頭を支える為に、首や肩の力を使い、体を支える為に腹筋や背筋、前に進む為に足腰や腕の力を使う必要があります。
試しにやってみてください(笑)大人がやってもなかなか良い運動になりますよ。
そして、ハイハイして前に進む為には、バランスをとる必要がありますので、筋力だけでなく体幹も鍛える事ができます。
これらの全身を使った運動は、子供の運動能力を格段に向上させてくれます。
ハイハイは脳の発達にも良い

ハイハイは両手両足を交互に前に出して進みますので、左右で異なる動きが必要になります。
大人になると、複数の作業を同時にする為に、左右で異なる動きをする事は多くなりますが、その為の第一歩にもなります。(協応動作といいます)
また、ハイハイをするということは、前に進む為の理由があるはずです。
例えば、ママのところに行きたいであったり、あそこにあるものに触りたいなど、知的好奇心を満たす手段にもなります。
その為、脳の発達にも良いと言えるのではないでしょうか。
ハイハイがしやすい環境を作るのが親の役割

ハイハイが発育にとって大切である事がわかったところで、どのように子供にハイハイをしてもらうかを考えましょう。
個人によって差はありますが、ハイハイは生後7〜8ヶ月前後から始める子が多いようで、その後にはじめるつかまり立ち→伝い歩きと平行してする期間があります。
無理にハイハイをさせるのではなく、子供から進んでハイハイをする環境を作りましょう。
部屋をきれいにして障害物を無くす
衛生面からも部屋はきれいに保つようにしたいものです。
ハイハイをしようにも足の踏み場もないような部屋だと動く事さえ出来ませんからね…。
進行の妨げになる物は整理して、床はこまめに掃除機をかけるようにしましょう。
住宅の環境によって、なかなかハイハイさせづらいということもあるかもしれませんが、環境を作る事で子供意欲を促しましょう。
什器の角にはサポーターを付ける
低めの机やテレビ台、本棚、タンスなど角が尖っている什器の角にはクッション材などのサポーターを付けるようにしましょう。
子供はしたり、怪我をする中で、危機管理能力が高まるので過保護にしすぎる事はお勧めしません。
しかし、ハイハイをはじめる7〜8ヶ月くらいの赤ちゃんは何が危険か完全にはわからないですし、角に頭をぶつけるとお怪我の原因にもなりあす。
頭からぶつかる事も想定して、角のある物にはサポータをする事をおすすめします。
ベビーゲートを付ける
例えばキッチンとリビングが一体になっているような部屋の場合、キッチンには入ってほしくないと思います。
その場合、ゲートを設けて入れないようにするのも環境作りとしては大切な事です。
四六時中、目をそらさずに見ている訳にも行かないですし、せっかくハイハイをし始めたのに子供のやる気を削ぐ事にも繋がってしまします。
また、ハイハイしている子供を必然的に抱っこしてしまう事にもなるので、入ってほしくない場所にはべビーゲートを付ける事は発育面からもお勧めできます。
子供と一緒にたくさん体を動かすようにしよう

親の目線から言うと、運動神経が良い子になってほしいという気持ちはわからなくはないですが「やらせよう」とすることは決して褒められた事ではありません。
子供が楽しくて、自然の体を動かしてしまうような、そんな環境を与えるようにしましょう。
月齢が上がってきたらたくさんハイハイをさせて運動させるようにしたいですが、子供と一緒に体を動かして遊ぶという習慣をつけたいものです。
子供も親と一緒に体を動かして遊ぶ事を知ると、楽しくなって自然と動くようになるものです。
あまり固く考えすぎずに、楽しみながら一緒に成長していくというスタンスが好ましいのかもしれませんね。