父親の育児参加は今や当たり前の世の中になっていますが、それでもまだまだ母親中心の子育ての家庭が多いと思います。
そして何より、父親自身は「積極的に育児をしている」と考えているのに、妻からすると「もっと育児に参加してほしい」という認識の違いがある家庭こそが多いではないでしょうか。
なぜ、夫と妻との間でそのような食い違いが生まれてしまうのでしょうか。
原因は色々あるかもしれませんが、旦那が育児の「いいとこ取り」をしてしまっているからというのも一つの原因ではないでしょうか。
育児に積極的に参加していると思っているそこのお父さん!もしかしたらは、奥さんはそうは思っていないかもしれませんよ?
旦那のいいとこ取り育児にイライラする妻

端から見ると良い父親として映ったとしても、それは外から見た姿にすぎないということはあると思います。
外面ばかり良くて、家では自分の好きなことばかりやっているような旦那に、妻はイライラしている可能性が高いので気を付けましょう。
何も育児だけに限ったことではありませんが、準備や後片付けこそが大変です。
例えば、子供をお風呂に入れる作業でも、湧いてあるお風呂に一緒に浸かるだけでは、いいとこ取りをしていると言われても仕方がありません。
お風呂に入れるためには、お風呂を掃除して、お湯を張る必要があります。
子供の髪や体を洗ってお風呂に浸からせ、お風呂から出た後も体を拭いて、スキンケアをして服を着せる。という一連の作業があります。
お風呂入れは一例にすぎません。
小さなことがチリツモで奥さんはイライラは蓄積されていきます。
協力して夫婦で分担することは、負担の軽減にもなるので良いことですが、簡単なことや楽な方ばかりしていませんか?
育児を「やったつもり」になっているようだと、奥さんのイライラが高まる一方です。
いいとこ取り育児であることを知る為に「ワンオペ」をするべき

問題は、いいとこ取りをしているつもりはないというケースではないでしょうか。
本人はできることをできる限りやって、育児の手伝いをしているという状態です。
妻の立場からすると、そもそも「手伝う」というスタンスがイライラする原因でもあるかもしれません。
そんな時におすすめしたいのが、父親がワンオペをするということです。
共働きの世帯の場合、父親がワンオペをするケースも少なくないかもしれませんが、そうでない場合は、父親から進んでワンオペをして妻に時間を作ってあげるようにしましょう。
ワンオペを経験することで、一部分でなく全体像が見えるので「やったつもり」でいだこれまでの自分に気付くはずです。
ワンオペをすることは、父親としての責任感が生まれる面、妻に時間を作ってあげられる面、育児の大変さを知ることができる面からとっても良いことだらけです。
外の評価よりも妻の評価が高い方がよっぽど良い父親

「○○さんは、旦那さんがしっかりしているから羨ましい」そんな声を自分の家族に向かって声をかけられると、ついつい良い気分になるのが、男というものだと思います。
しかし、奥さんはどう思っているでしょうか?
外からどう見えるかばかりを気にしていると、「いいとこ取り」になるリスクが高くなります。
人目を気にすら気持ちはわかりますが、外からの評価よりも奥さんからの評価の方がよっぽど大切です。
それに奥さんからの評価が高ければ、必然的に外からの評判も上がります。
良い父親を目指すに当たり、奥さんから感謝されるような夫でありたいものです。