子育て中のお父さんお母さん、お子さんにはどのように育ってほしいですか?
元気に育ってくれればそれでいい!という方もいれば、プロ野球選手やピアニストにさせたいなど、高い願いを持った方もいるかと思います。
願いは様々あるとして、「子供の能力を最大限に発揮させてあげたい」という願いは、誰にでも共通しているのではないでしょうか?
我が家には生後半年の子供がおりますが、少しずついろいろなことに興味を持ちはじめました。
今後の成長が楽しみであると同時に、親としての責任を果たさねばというプレッシャーを感じている最中ではあります。
今回は、子供の能力を最大限に発揮させるということについて考え、まとめてみました。
能力の遺伝は50~80%程度
親御さんにも得意分野と不得意分野があると思いますが、できれば子供には良い所だけ受け継いでほしいですよね。
私自身、あまりスポーツが得意ではなかったので、運動神経は自分に似てほしくないな、と感じています。
東大に進む子供の親の年収がそれの平均よりもはるかに高いという統計や、アスリートの親もまたアスリートである、という点からも、生まれ持った遺伝子が能力を左右することは否定のしようがない事実です。
学説によりデータは異なるので、何かのデータを切り取って紹介はしませんが、どの学説でも身長や体重など身体的な特徴は80%以上が遺伝するというようになっています。
また、運動能力も80%以上という高い割合で遺伝するそうです。(私としては悲しいデータです。)
その反面、IQは50%程度で、学業の成績も強化によりバラツキはあれど60%前後とのことでした。
このデータを見ると、いずれにしても半分以上は遺伝で決まるのか…という気持ちにもなりますが、逆に言うと、残りの部分は教育など環境によるものであるとも言えます。
もしそうなのであれば、子供には少しでも良い環境を与えてあげたいですね。
自主的な行動こそ能力開発のチャンス
ご自身が子供の頃を思い出してほしいのですが、親に「勉強をしろ!」と言われて嫌だったことはありませんでしたか?
どんなに親が良い環境を与えたと思っていても、子供が興味を持っていないことですと、それは良い環境とは言えません。
好き嫌いは無いに越したことはないですが、それは大きくなって学校などの社会の中で学んでいけばいいことで、小さいうちは興味を持ったことをとことんやらせる方が良いと思います。
子供が興味を持ったことが、親の長所と重なるところがあれば、子供にとっての長所になる可能性が高いです。
良い環境を作るというと漠然としているので、何をしてあげるのがいいか迷ってしまいそうですが、一緒に過ごす中で、子供の興味があることを一緒に発見していきましょう。
そのうえで、時間にとらわれず思いっきりやらせてあげることが大切だと感じました。
良い環境=お金をかけるだけではないが…
自分にできなかったことを子供に経験させたい、というのが親心というものです。
英才教育を施す親が増えているのは、愛ゆえだと思いますし、子供にとっても良い刺激になることは間違いありません。
しかし、子供が全く興味を示さないのに、一方的にやらせているのであれば、それは親のエゴです。
ダメなことはダメをしっかりと伝えながら、子供の自主性を大切にし、様々な経験をさせてあげることを意識したいですね。
お金をかけるだけが良い環境を作るということではありません。
英才教育でなくても、子供が興味があることを見つけ、一緒に取り組むことができればそれだけでも子供にはいい環境であると信じています。
しかしそれと同時に、子供がやりたい!といった時に、やらせてあげられるくらいの金銭的な余裕は持っていたいですね。
惨めな思いをするのは自分自身がですし、子供に対して申し訳ない気持ちが生まれてしまいます。
子育てと一概に言っても、段階によって変えていく必要がありますが、小さいうちは一緒にいる時間をたっぷり作るようにして、愛を注ぐようにしたいところです。
良い家庭・良い教育・良い環境、人によって考えは様々だと思います。
子供の為に、自分自身の為に、パートナーと一緒になって考えること自体に意味があるのかもしれません。