夏の暑い季節になると、エアコン無しでは寝られない夜も増えてきます。
賃貸マンションでもエアコン付きの物件がかなり増えていますが、エアコンの有無は物件を選ぶ際に確認しておくべきポイントのひとつだと思います。
1人暮らしであればエアコン1台あれば十分ですが、ファミリーで賃貸住宅に住んでいる場合は部屋数も多く、冷暖房器具に関しては予め考えておくべきでしょう。
冬の場合は、エアコンがなくてもストーブなどの暖房器具により、各部屋で暖をとることは難しくはありませんが、夏場はそうもいきません。
今回は、賃貸ファミリー向けにエアコンの代わりになる冷房器具についてまとめてみました。
目次
エアコンの代わりを探すベき理由

賃貸マンションでエアコンがついていない場合、もしくは部屋数に対してエアコンの数が少ないという場合は、エアコンにかわる冷房器具を検討する必要があります。
ファミリーで賃貸で暮らしている場合、エアコンの代わりを探すべき理由には下記3点があります。
- 賃貸マンションはエアコンの取り付けが簡単ではない!
- 子供の成長過程で密室空間が必要になる。
- 電気代の節約につながる。
賃貸マンションはエアコンの取り付けが簡単ではない!

これが一番の理由でしょう。エアコンがないなら取り付ければええやん!と思っても賃貸の場合は、簡単にはいきません。
エアコンの取り付けのために、大家さんの許可が必要になります。
・そもそも、エアコンの増設ができる物件なのか?
・退去をする際に増設したエアコンをどうするか?
・退去時に別途で修繕費など求められないか?
予め、確認しておくべきことはあります。
子供の成長過程で密室空間が必要になる。

子供が小さいうちは、エアコンがある部屋+冷やしたい部屋を解放しておけば、電気代は高くなってしまうものの、全体を冷やすことは可能です。
しかし、子供が成長して、部屋を閉め切っていたいとい場合は、やはり部屋ごとに冷房器具を検討する必要があります。
そんなに部屋を閉め切っておきたいなら、暑くても我慢しろ!もまっとうな意見ではありますが、そうもいかない場合はあると思います。
子供のことも考え、予め検討しておくべきでしょう。
電気代の節約につながる。

エアコンを増設するにしても、一つのエアコンで複数の部屋を冷やすにしても、電気代はかかります。
少しでも電気代を節約したいのであれば、エアコンの代わりになる冷房器具を検討したいところです。
エアコンよりも電気代の安い冷房器具もたくさんありますよ!
詳しくは次の項をご覧下さい!
エアコンの代わりになる冷房器具の比較

エアコンにかわる冷房器具の比較になります。
・使用環境 ・電気代 ・導入の難易度
の3点で検討してみました。
ちなみにエアコンの増設は … 使用環境★★★ 電気代★★☆ 難易度★★★
扇風機
使用環境★☆☆ 電気代★★★ 難易度★☆☆
真っ先に思いつくのが扇風機だと思います。
扇風機は風を送るだけで空気が冷える訳ではないので、室温自体は下がりませんが、体感温度は下がります。
また、導入コストやランニングコストなど、お財布にも優しいので活用したいところです。
ただ、あくまでも風を送るだけなので、環境という面ではエアコンには遠く及びません。
冷風扇
使用環境★☆☆ 電気代★★★ 難易度★☆☆
エアコンほど強い風を放出することはできませんが、電気代は扇風機とさほど変わらないというコスパの良さ。
導入コストも商品によって異なりますが、エアコンと比較するとかなり安く済むでしょう。
しかし、冷風扇は部屋全体を冷やすことはできないので、エアコンのような環境を手にすることはできません。
また。水や氷を使って、冷たい風を出す機器のため、部屋の湿度が上がることは避けられません。
体感温度は、気温だけでなく湿度も影響するので、時期によっては注意が必要でしょう。
また、部屋の湿度が高いなるとカビの原因にもなるので、その点でも注意が必要です。
冷風機
使用環境★★☆ 電気代★☆☆ 難易度★☆☆
仕組みはエアコンとほとんど同じで、エアコンの室内機と室外機を一体型にした製品です。
ですので、使用環境は冷風扇より良いと言えます。
しかしがら、エアコンと比較するとパワーは弱く、広い部屋を冷やすことには向いていませんし、電気代も高くなってしまいます。(エアコン以上に電気代はかかります。)
また、除湿もできるものの、水を捨てる手間があります。
あまり広くない部屋であれば良いですが、複数で過ごす環境では少しパワー不足かもしれません。
ただ、エアコンが設置できない環境であれば、選択としては有りといえるでしょう。
窓用エアコン
使用環境★★★ 電気代★★★ 難易度★★☆
窓用エアコンは、エアコンという名称の時点で、エアコンだ!と突っ込まれてしまうと言葉はありませんが、賃貸住宅でも工事なしで利用ができるエアコンです。
通常、我々がイメージするエアコンは壁掛エアコンと呼ばれれるもので、壁に穴を開けて熱を逃がしているのに対して、窓用エアコンは窓から熱を逃がします。
壁掛エアコンと異なり工事が不要ですし、室外機も必要はありませんが、本体が20kg近くあり設置は少し大変かもしれません。
ただ、使用中は窓を少し開けておかないといけないので、熱が逃げてしまいますので、電気代はエアコンよりも高くなってしまいます。
短時間での使用であれば問題はありませんが、長時間の使用の場合は電気代には注意をしましょう。
また、パワーも壁掛エアコンには及ばないのも事実です。
冷風機と同じく、環境によっては選択としては有りだと言えるでしょう!
ライフスタイルに合わせて検討しよう!

いかがでしょうか?
現在、壁掛エアコンの代わりになる商品を見渡してみると、なぜ現在、壁掛エアコンが主流で有るかも見えてきます。
しかし、賃貸マンションの場合は代替え製品の検討も必要なる可と思います。
部屋の間取りや、子供の成長家庭によっても、良い選択は変わってくるでしょう。
簡単に導入ができて、簡単にやめられる商品ほど、使用環境が良くないというのは仕方がないこととです。
使用環境と、コストなどを検討して、ライフスタイルに合った冷房器具を検討してみてください!