子育ての醍醐味に、毎日成長を繰り返す子供の姿を目にして、触れ合うことができることがあるかと思います。
生後7ヶ月になる小さな我が子も、日々成長を遂げているのか変化に少しずつ敏感になってきており、何かあるごとに泣いて訴えてくるような時期に突入しました。
少しそばから離れるだけで泣き出したり、抱っこを止めると泣き出したり、上手く寝れなくて泣き出したり、かわいいのですが疲れてしまう、というのが本音ではあります。
赤ちゃんは毎日成長していますが、急激に変化に敏感になる時期のことを「メンタルリープ」と言います。
今回は、メンタルリープについてまとめてみました。
メンタルリープとは
メンタルリープはオランダの学者F.プローイュ博士によって書かれた書籍「Oei,ik groei!」(英語名「The Wonder Weeks])の日本語版「不思議な週齢ワンダーウィークス」で解説されている、赤ちゃんの認識力における発達段階の移行期の名称です。
参照:webio辞書より
メンタルリープの期間に入った赤ちゃんは、知性が付くことで、世界が急に変わったかのような感覚になり、とても不安定になります。
自分自身でもどうしたらいいのかわからなくなり、いつも一緒にいてくれるママやパパがそばから離れるだけで泣き出してしまうのです。
また、そういった不安定な状態が睡眠のリズムを狂わせ、寝たくても寝れない状況にイライラして夜泣きをするようなことも多々あります。
メンタルリープは三大オノマトペ「エンエン、ベッタリ、イライラ」で表現されていますが、泣いたり、甘えたり、怒ったり、感情をむき出しにしてきます。
しかし、これらの行動に出るのは、赤ちゃんに成長が生まれているからです。
子供の成長と理解し、子供の「エンエン、ベッタリ、イライラ」に付き合い、受け止めるようにしましょう。
予めそういう時期があることを理解して対策をする
たとえ、成長の過程であるので喜ぶべきことだとわかってはいても、四六時中わめき続けられると疲れてしまいます。
もし、そのような時期の理由や原因がわからずに、泣き叫ぶ状況にだけ触れ続けると、ママもパパも精神的にも疲れてしまいます。
まずは、メンタルリープという時期があることを理解したうえで、ママとパパの2人でしっかりと話し合って対策をとるようにしたいものです。
育児はどうしてもママがメインになりがちではありますが、パパも自ら進んで育児に参加して、気苦労を共有するようにしたいものです。
ワンオペによる負担はかなり大きいです。
仕事の都合などもあるかもしれませんが、方針についての話し合いはしっかりしておくようにしましょう。
つらいけど子供の成長と捉え受け止める
メンタルリープ期にはいると、子供はとても不安定になりますが、親も不安定になります。
我が家の場合は、平日の日中は妻ひとりでのワンオペの為、家に帰った頃には毎日クタクタの状態になっています。
家に帰った後は、お風呂に入れたり、寝かしつけたりはするようにしているのですが、以前はすんなりできていたことが、スムーズにいかなくなってきました。
ちょっと顔に水がかかっただけでわめいたり、寝れなくてわめいたり、以前はそんなことなかったようなことでも、なにかと不機嫌になるような時期になりました。
そんな子供と一緒にいると、親としてつらい気持ちに放ってしまいますが、子供の成長によるものであると理解して、受け止めるようにします。
楽しいだけが子育てではない。大変だからこそやりがいがある。という思いで、子供と向き合うことが必要ですね。