育児と仕事の両立で悩まれるお父さんも多いかと思いますが、そこの育児パパさん、無理はされていませんか?
女性が妊娠出産で憂鬱になるマタニティブルーに対して、男性が父親になる前後に憂鬱になる現象として「パタニティブルー」というものがあります。
マタニティブルーに比べて、耳にする機会は多くはないかと思いますが、10人に1人の割合でこのような症状が起こるようです。
これから出産を控えているお父さんや、お子さんが小さいお父さんは、他人事ではありません。
今回は、パタニティブルーになる原因と対策についてまとめてみました。
目次
パタニティブルーの原因
パタニティブルーの原因には主に、下記の3つがあります。
- 「責任感からくる不安ストレス」
- 「家庭環境の変化への対応」
- 「仕事と家庭の両立」
真面目で責任感が強い人が、パタニティブルーになりやすいと言われますので気を付けましょう。
「責任感からくる不安とストレス」

子供を持つということは、責任が生まれることでもあります。
独身時代とは違い、自分のことだけ考えていれば良いわけではありません。
精神面や金銭面など、漠然とした不安が生まれ、責任感が強ければ強い人ほどプレッシャーを感じストレスになります。
一家の大黒柱でなければいけないという思いが、本人を追い込む原因にもなります。
「家庭環境の変化への対応」

子供ができると妻が変わったという声は圧倒的に多いかと思います。
マタニティブルーになる妻と、慣れない子育てにより家庭環境は大きく変わり、家の中の雰囲気も大きく変わるかと思います。
家庭内が上手くいっておらず、家に帰りたくないという父親も少なくないです。
そして、子育てで大変な時に何を言っているんだ?という世の中の声もストレスの原因になります。
産前産後で急激に環境が変わることに対して、心の整理ができないケースは多いです。
「仕事と家庭の両立」

仕事が終わって、クタクタの状態で帰ってきたと思ったら、不機嫌な妻と泣きわめく子供。
特に、子供が生まれて半年は仕事と家庭の両立に苦労すると思います。
理論的に行う仕事と、感覚的に行う育児とのギャップで上手くいかないと感じることも多いはずです。
また、家庭の変化を言い訳に仕事の量と質を落としてはいけないという思いと、早く家に帰らなければいけないという思いの板挟みで苦しみむ人も少なくないはずです。
パタニティブルーの対策

パタニティブルーになりやすい人の特徴として、「責任感が強い」であったり「完璧主義」などが多く挙げられます。
どの家庭でも多かれ少なかれ、環境の変化によりストレスは生まれると思いますので、予め対策を考えておきましょう。
心の準備をしておく
環境が変わりストレスが生じることをあらかじめ把握しておけば、ダメージも多くはないはずです。
「なんでこんなにつらいんだよ~、どうすればいいんだよ~」という思いから「はい。来た来た、これね、確かにつらいわ~」というように受け止めることができます。
ただ、具体的にイメージがしづらいと思いますので、夫婦参加型のマタニティーセミナーに参加して話を聞いておくのも良いでしょう。
相談できるパパ友を作っておく
ママ友同士が悩みを相談したり、愚痴を言いあったりすることはあるかと思いますが、パパ友同士のそういった姿はあまり見る光景ではないかと思います。
しかし、同じ境遇の人だからこそ話せることもあると思います。
私も父親なので実感しますが、女性に比べて男性はコミュニティ作りが上手くありません。
古くからの友人で同じ境遇の人が近くにいれば良いですが、そうでない場合もあると思います。
最近では、SNSなどでネット上で情報交換も簡単にできるようになったので、活用してみるのもおすすめです。
夫婦で話し合いの時間を作る
家庭環境は様々ですし、性格や考え方も人によって異なります。
産後の期間は感情的になることも多いかとは思いますが、怒りという形でなく話し合いで共有するようにしたいものです。
お互いに何がつらいのか、どういう助け合いができるのかを知ることで、お互いに気持ちの整理ができるかと思います。
子供を寝かしつけた後の時間は、テレビをOFFにする時間を作り、夫婦の会話の時間にあてましょう。
完璧を目指す必要はない

完璧を目指すと、相手にも完璧を求めてしまいます。
そして、自分が描く理想とのギャップによりストレスが積み重なってしまいます。
初めてのことで戸惑うのは当然ですし、上手くいかないのは自然なことですから、完璧を目指す必要はありません。
家族について考え行動している証
パタニティブルーになる人は、しっかりと家族について考え行動しようとしている人であるという証でもあります。
ちゃらんぽらんで家庭を顧みずという人は、ストレスさえ感じていないはずです。(そもそもこのページにたどり着いてすらいないと思います。)
そういった点では、パタニティブルーであることは誇りを持っていいことです。
しかしながら、自分を追い込み過ぎると家族や周囲の人に迷惑をかけることになってしまうこともあります。
責任感を大切にしながらも、敢えて完璧を目指さないようにしましょう。
辛い思いをされている育児中のパパは、無理をせず、誰かに話を聞いてもらうことから始めてみませんか?
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