あなたは自分自身のことが好きですか?自分自身の存在に誇りを持っていますか?
日本では「謙虚さ=美徳」という文化があるので、なかなか自分自身を誇張して表現しない傾向にありますが、自己肯定感は高く持っておくべきだと感じます。
その自己肯定感は、幼少期〜思春期にかけて形成される感情なので、育児が自己肯定感に及ぼす影響はとても大きいのです。
今回は、自己肯定感の高い人間にする為の子育てについて考えてみました。
愛情が子供の自己肯定感を高める
子供の自己肯定感を高めるためのキーワードは「親からの愛情」です。
無条件の親からの愛は、自分は愛されているんだ・この世界に存在していいんだ、という認識に繋がります。
親は様々な形で愛情表現をするかと思いますが、子供が感じる愛情には「言葉による愛情」と「スキンシップによる愛情」があります。
言葉による愛情
言葉による愛情は「褒める」ということは当然ですが、学校での出来事をことを聞いたり、悩みを聞いたりすることも愛情と言えるでしょう。
子供のことを思い、大切に思う言葉であればそれは言葉による愛と言えます。
そのような言葉を沢山受けて育った子供の自己肯定感は高くなります。
子供を叱る時愛情を持って叱れば伝わりますが、感情任せに叱ってしまうと子供の自己肯定感は下がってしまいます。
人前で怒鳴り散らすような叱り方は子供の自己肯定感の形成を阻害する行為でもあるので、感情任せにならずなぜダメなのかを伝えたいものです。
スキンシップによる愛情
ハグする、抱っこする、手をつなぐなどスキンシップの方法は無数にあります。
子供が大きくなるに連れてスキンシップの回数も減るかと思いますが、小さいうちは沢山のスキンシップをとっておくようにしたいものです。
親からのスキンシップが多いと子供は、愛されているというように感じます。
これは「愛されている」という言葉を知る前から芽生える感情です。
小さいうちはたくさんスキンシップをとることで、親にとっても子供にとっても良い影響が生まれると言えるでしょう。
結果でなく過程に注目する
子供への愛情が強ければ強いほど子育てをする時に、結果や成績を見てしまうものではないでしょうか?
子供が学校のテストで80点をとって帰ってきたとして、子供にどのような言葉をかけるでしょうか?
当然100点を取れるに越したことはありませんし、次は100点を取れるように頑張る!と言える子供に育ってほしいという気持ちはわかりますが、それを親が強要してはいけません。
まずは正解出来たことを褒めてあげて、間違えた問題に対しては一緒になって考えてあげることが大切です。
テストの結果ばかり見て、出来る出来ないの判断をするのは誰でも出来ますし、それは子育てとは言えません。
テストというのはあくまでも一例ですが、結果ばかりに目を向けすぎず子供が取り組んだ過程に目を向けることで、子供は自分のことを見てくれていると感じ自己肯定感が形成していくのです。
小さな成功体験を積ませよう
成功体験は子供の自尊心を高めることにも繋がります。
どんな小さなことでも親が目を向け褒めることで、子供自身も「出来た」という実感を得ることが出来ます。
この小さな「出来た」という成功体験をいくつもいくつも重ねることで、自己肯定感は高まっていきます。