睡眠は生活の一部でもあり、一日8時間寝ていると計算すると人生の3分の1もの時間を占めていることになります。
できる限り規則正しい生活をしたいものですが、休日は日頃の疲れをとるために、たっぷり寝ることもあるかと思いますが、
寝すぎた次の朝、すっきりするどころか、寝すぎたせいで体がだるく、頭痛がすることてありませんか?
なぜ、寝起きにも関わらず頭痛がするのでしょうか?その原因と対処法について考えてみました。
目次
寝すぎると頭痛になる原因とは
人間の自律神経には、活動をする時に活発になる交感神経と、休息をする時に活発になる副交感神経の2つがあります。
副交感神経はリラックスをしている時に働くので、睡眠には切っても切れないものですが、長時間副交感神経の働きが強くになると、頭蓋骨の中の血管が膨張をしてしまいます。
血管の膨張は三叉神経が刺激されることになり頭痛の原因になるのです。
長時間睡眠 ⇒ 副交感神経が働く ⇒ 血管が膨張 ⇒ 三叉神経が刺激 ⇒ 頭痛
睡眠は非常に大切なことですが、睡眠のとりすぎには注意したいところです。
朝起きて頭痛だった場合の3つの対処法
では、朝起きて頭痛が起きたときはどのように対処すればよいでしょうか?
- こめかみをおす・頭部を冷却する
- カフェインを摂取する
- 市販薬を飲む
こめかみをおさえる・冷却する
こめかみをおさえることで、血液の流れが緩やかになるので楽になります。
しかし、こめかみを抑えるのは一時的な対処法なので、冷却して血管を収縮させるのが良いでしょう。
血管の膨張により起こる頭痛は「片頭痛」です。側部や首の後ろをゆっくり冷やしましょう。
アイスノンを使って冷やすようにしていますが、無い場合は冷却シートなどで冷やすことでも効果を得ることができます。
カフェインを摂取する
カフェインには、血管を収縮させる働きがあります。
起床後にコーヒーや緑茶などカフェインを含む飲み物を飲むことで、頭痛の緩和につながります。
カフェインを摂取することで、目が覚め興奮した状態になると言いますが、これは交感神経の働きが強くなるからだとも言えます。
しかし、カフェインの取り過ぎは良くないので、睡眠同様バランスを考えて摂取するようにしましょう。
市販薬を飲む
つらい場合は、薬に頼ることも大切です。
頭痛薬も種類がたくさんありますので、ご自身に合ったものを選ぶようにしましょう。
私は、イブクイック頭痛薬を常備するようにしています。
頭痛薬も当然、飲み過ぎは良くないのでないので、回数が増えてきた場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。
健康的な生活の為には休日も同じリズムの方が良い
休日は、たくさん寝たいという気持ちはよくわかります。
しかしながら、寝ている最中はどんなに気持ちが良くても、起きた後の症状からもわかる通り、実は体には大きな負担がかかっています。
可能であれば、平日のうちからしっかりと睡眠をとり、休日に寝すぎることがないようにすることが理想ではあります。
しかし、それができないから休日に寝てしまうのだと思いますが、そうするくらいなら平日と同じリズムで起きたほうがいいかもしれません。
また、日頃から睡眠の量ではなく、質にこだわることで、休日に寝たい!という気持ちが解消されるかと思います。
睡眠の質を上げて健康的な生活を
生活リズムが乱れたり、自律神経が乱れてしまうと、眠っていても熟睡ができず、疲れが抜けきれないものです。
よく、寝る前にスマホを見すぎるのが良くないと言いますが、入眠前は副交感神経が優位に働くべきところ、交感神経が強く働いてしまうためです。
日頃から生活のリズムや、自律神経の働きを意識することで、睡眠の質は向上することができます。
自分自身の体を理解し、どの時間に何をするのが最も効率が良いのかについて考えることで、生活の質が向上し、休日の寝すぎに関しても防ぐことができるかもしれません。
寝すぎによる頭痛の原因は、実は、日頃の生活習慣によるものかもしれません。