夜間に尿意を催し何度も目が覚めてしまう、ということは何度かは経験されたことはあるのではないでしょうか。
私自身、夜中に目が覚めてトイレに足を運ぶことが以前よりも増えてきました。
2時や3時に目が覚めてから、排尿をを済ませてもう一度布団に戻るのですが、正直な所、面倒臭いし目が覚めた時には憂鬱な気持ちになります。
睡眠中に中途覚醒し、何度もトイレに行くことは良質の睡眠の妨げになるので、決して良いこととは言えないでしょう。
原因を突き止め、改善をするように努めたいものです。
今回は、夜間にトイレに行きたくなる原因とその対策についてまとめました。
夜間頻尿とは
やかん‐ひんにょう〔‐ヒンネウ〕【夜間頻尿】の意味
就寝後の排尿回数が2回以上となる状態。
辞書による定義では、夜間頻尿は2回以上となっていますが、学説によっては1回以上という見解も多いようです。
もし仮に、一晩に一回であったとしても、それが毎日続くようであれば生活を見直した方が良いでしょう。
また、あまりに続くようでしたら、病院に行って診てもらうようにしましょう。
夜間頻尿の原因と対策
夜間頻尿の原因には、下記の3つがあると言われています。
- 多尿・夜間多尿
- 膀胱容量の減少
- 睡眠障害
①多尿・夜間多尿
多尿の原因で一番多いのは、日中に摂る水分量が多いことが挙げられます。
水分摂取は健康や美容の為にも推奨される傾向にありますが、摂り過ぎは多尿に繋がるので摂り過ぎは良くないでしょう。
また、食事中に水分を多く摂ることも多尿の原因になります。
塩分の多い食事や味の濃い食事は、食事中の水分摂取量増え、生活習慣病の原因にもなり得るので食事にも気を付けるようにしましょう。
②膀胱容量の減少
膀胱容量の減少は、泌尿器科系の病気(過活動膀など)の他、加齢による膀胱平滑筋の減少、習慣性、心因性によるものがあるとされます。
泌尿器科系の病気の場合は、医師の指導の下治療を受けるようにしましょう。
また、加齢や習慣性や心因性の場合、尿意に感じたらすぐにトイレに行くのではなく、ある程度尿を膀胱にためるように練習をしましょう。
夜に膀胱に尿が溜まっている状態が習慣化されれば、目を覚ますこともありません。
日中からトイレに行く回数の多い人は、引き続き普段の生活から見直してみると良いかもしれません。
③睡眠障害
朝一番で、習慣的にトイレに行くという人は多いと思います。
尿意がするから目が覚めるという場合もあれば、習慣的に目が覚めることで尿意を催すという場合もあります。
睡眠障害がおこると、中途覚醒の頻度が上がり夜間頻尿にも繋がります。
規則正しい生活や適度な運動を心がける他、自律神経の乱れにつながる、就寝前のスマホ操作などは控えるようにしましょう。
夜間頻尿と向き合い生活習慣の改善を
夜間頻尿の原因の多くは加齢によるものだと言われていますが、上記に挙げたような要因もあるかもしれません。
また、加齢による身体の衰退はしょうがないことではありますが、習慣の見直しや対策を立てることで調整ができることもあるはずです。
まずは、夜間頻尿だと感じた場合、現状と向き合い習慣を見直すことから始めてみましょう。
年齢のせいだと諦めず、自分自身に原因がないか、できることはないかを考え対策することで、改善されずる可能性は大いにあります。