現在たばこを吸う人口は急激に減っています。
JTの『2018年全国たばこ喫煙者率調査』では、2018年5月時点での喫煙者の割合は男性:27.8%(1,406万人) 女性:8.7%(474万人)となったようです。
この数字だけ見るとふむふむという程度ではありますが、調査が始まった昭和40年(1965年)時点では男性:74.6% 女性:15.7%という数字が上がっていたことを見ると喫煙者人口がかなり減ったことが見て取れます。
今日では、共有スペースはもちろん、飲食店でも喫煙が難しい状況が増えてきました。喫煙者の方は肩身が狭い思いをされている方も多いのではないでしょうか?
禁煙をはじめて3年が経たない人・禁煙をしたいと思っている人
目次
禁煙を始めたきっかけ
私自身も以前は10年近く喫煙をしておりました。
吸う銘柄も軽いものを選んでいたし量も2日で1箱程度だったので、いつでも止めることはできるという思い違いをしてきました。
また定期的に訪れる禁煙ブームに乗り、短い期間禁煙をしては数週間するとまた吸い始めるということもしばしばありました。
そんなたばこと付かず離れずの私でしたが、2018年7月から正式に禁煙を始めました。
一番の理由は第一子となる娘が生まれたことです。
妻の妊娠してからは土日はほとんどたばこは吸っていなかったですが、出産予定日を前に正式に決意をしました。
妻と娘の為にも、また家計の為にもたばこはもう吸わない!と決めていますが、まだまだ禁煙7ヶ月(ブログ投稿時)しか経っていないので、まだまだ油断はできない状況であると認識しています。
たばこを吸わない環境に身を置きたいものです。
なぜ禁煙に失敗するのか
私自身、以前は何度も禁煙に挑戦しては失敗ましたし、会社でもたばこは止めると宣言しながら挫折した人を何人も見てきました。
依存度は異なりますが、喫煙者は少なからずたばこに依存した状態にあります。ニコチン依存ということは前提として、たばこを止められないのには下記3つの理由があると思います。
②喫煙者のコミュニティがあるから
③ストレスがかかることで精神的やわらぎを求めるから
そもそも強い意志で止めようと思っていないから
私が長年たばこをやめられなかった理由がこれだと思っています。
健康に良くない、癌になる可能性が高くなるなどはわかっていましたが、私にとってはたばこを止める明確な理由ではなかったのです。
短期間止めることは何度もありましたが、また吸い始めてしまうのは、禁煙をするという強い意志がなかったからです。
禁煙を始めるのであれば、止める理由を明確にし強い意志をもって始めないとすぐに挫折してしまいます。
喫煙者のコミュニティがあるから
これも禁煙の妨げる大きな原因のひとつです。私の周りも喫煙者が多かったので、仕事終わりに飲みに行くと皆プカプカとたばこを吸い始めます。
そうなると1本だけならいいか?となり貰いたばこをします。これが1本2本と増えて、もらってばかりだと悪いから…と結局、たばこを買ってしまうというのも、私の中でのよくあるパターンでした。
絶対にたばこは吸わないと言って既に5年近く禁煙をしている同僚がいるのですが、彼は周りがたばこを吸っている環境でも誘惑には負けません。100万円払うから吸ってくれ!と言われても吸わないと断言しています。
そこまでの強い意志がある人でも、たばこの吸う人を見ると稀に吸いたくなる時はあると言います。
どんなに強い意志があったとしても、可能であるのであれば誘惑が多いような場所に身を置かないことも禁煙を成功させるポイントだと思います。
ストレスがかかることで精神的やわらぎを求めるから
心に強いストレスがかかるとたばこを吸いたくなります。
現在の禁煙の前、1ヶ月半で挫折した時がこのパターンでした。その時は、仕事が全く上手くいかず繁忙期ということもあり、心に余裕がない状態だったと覚えています。
イライラと不安を抑えるために、反射的にたばこを吸ってしまいました。
こんなつらい状態で自分を追い込み自害してしまうくらいなら、たばこを吸うという選択のほうが全然正しいことだという考えになってしまったのです。
ストレスゼロというのは仕事にしても家事にしても難しいと思いますが、精神的なケアをすることやストレスのはけ口をたばこ以外の所で作っておくことで、突発的にたばこを吸ってしまうことを抑えられるかもしれません。
「3」がつく時期には要注意!
禁煙に挑戦すると、3日・3週間・3ヶ月に意識するように!という言葉をよく聞くようになります。
禁煙を始めた同僚が3週間続いていた禁煙を辞めてしまいました。繁忙期で仕事も忙しく、たばこを吸う夢を何度も見たそうです。
たばこを止めることは、そう簡単なことではないです。特に「3」がつく期間には誘惑が訪れるので強く意識したいものです。
3日:ニコチンの禁断症状が来るタイミング。強い依存症の人はまずこの大きな壁にぶつかります、
3週間:禁断症状のピークが来る頃だと言われています。夢に出るほど吸いたくなります。
3ヶ月:だいぶん禁煙が定着してくる頃。だが1本だけ…に注意しないと努力が水の泡になります。
そして、3年で完全に…いえ、3年止めても油断できません。
今回の禁煙はかなり強い意志をもってやっているので、大丈夫だ!と自分自身では思っていますが、油断はできないという考えは常に持ち続けたいと思います。
まずは3年。次の目標に向けて禁煙生活をします。
【禁煙で失敗する理由とタイミング】まとめ
喫煙者で禁煙に挑戦したことのある人は、禁煙がいかに難しいかがわかると思います。
世の中的にもたばこ離れが進んでいますが、たばこを止めることでたばこ中心の生活から脱却することができます。
もし禁煙をしたいと思うのであれば、明確な理由と強い意志をもって始めることをお勧めします。
また、ひとつの壁である3ヶ月を越えても、「たばこはもう止めた」という意識でなく「自分は喫煙者で禁煙を頑張っている」という意識を持つことで油断をしないようにしたいものです。
今は禁煙治療のセミナーもあります。本当に止めたいけど、一人では難しいという人は、そのような機関を利用することもいいと思います。
ひとりでも多くの人が禁煙が成功し、たばこ中心の生活から自分の生活を取り戻せるように願っております。