夢や目標を現実のものにする第一歩として、「宣言する」ということがあります。
周りに自分の意思を表明し、退路を無くすことで、実現させる以外の選択肢を排除するという方法です。
自分の意思を表明することは、とても良いこととして、その際に「期限」まで表明できているでしょうか?
夢を追うことは応援すべきことですが、もしご自身の大切な人が夢を追うという名目でフリーターを続けてる場合いかがでしょうか?
今回は、「夢や目標を宣言する時に、期限も宣言するべきである」ということついて解説します。
目次
夢や目標は宣言すべきだが、期限も宣言すべき理由

夢や目標を宣言する時に、期限も宣言するべき理由は下記の3点になります。
- やめ時がわからなくなってしまう
- 到達可能かの判断ができなくなってしまう
- 次の選択肢を探すことができる
やめ時がわからなくなってしまう
芸人や役者、音楽家など、いつ芽が出るかわからないような夢を持つ人は多いと思います。
いつ芽が出るかわからないからこそ、やめられない。というのはわからなくはないですが、果たして本当にそうでしょうか?
人は潜在的に同じ環境にいることを求めるものです。
「夢を追いかけている」という状態が当たり前になってしまうと、変化を受け入れられなくなり、やめ時も失ってしまいます。
生活が貧しくても、変化することの方が怖くなり、やめ時がわからなくなっているのであれば、考えるタイミングなのかもしれません。
あと1年?3年?期限を決めることで、本気度も変わるかもしれません。
到達可能かの判断ができなくなってしまう
小さい頃に、プロのスポーツ選手になるという夢を持った人は少なくないと思いますが、多くの人が中学→高校と歳を重ねるうちに現実を知り、夢を叶えられる人はごく一部です。
30歳を過ぎてなお、プロのアスリートを目指す人はほとんどいなくなります。
それは30歳を過ぎると肉体が衰えると誰もが理解しているからです。
ところが音楽や芸術の場合、期限はないという錯覚が起き、将来的に夢に到達できるのかの判断ができなくなってしまいます。
早いうちから、期限を決めておくことで進捗を追うことができます。
夢を追うのは30歳までと決めたとして28歳・29歳の現状を見て早めに判断をすることもできます。
次の選択肢を探すことができる
期限を決めずにいると、選択肢が一つだけになります。
しかし、期限を決めておくことで終わりがあるので、その次のことも考えなければいけません。
夢を実現できれば、それに越したことはありませんが、確率論から言うとそうでない人が多いような音楽や芸術のような夢を持った場合、実現できない人の方が圧倒的に多数派です。
早いうちから、選択肢をたくさん探しておくことは夢の実現とは別としてやっておくべきです。
もし、自分のアイデンティティである「夢」がなくなった時に備えることは大切です。
夢を諦めきれない家族や恋人をどうにかしたい

もし、自分の家族や恋人は夢を追いかけ続け、生活が困窮しているたり、将来のことを考えてくれない場合、現実を見てほしいという人も多いと思います。
その場合も一つだけ、好きなことをやるのはいいけど「期限」を決めるように促しましょう。
しかしながら、夢を追うために定職に就かずに生きている人の気持ちは、生半可なものではありません。
おそらくの場合、聞く耳をもたないでしょう。
もし、あなたの恋人が自分との将来を考えず、夢を追うことを選択したのであれば、苦しいかもしれませんが「別れる」という選択も視野に入れるべきです。
幸せの基準は人それぞれです。
あなたと人生を共にすることよりも、夢を追いかけることの方が大切であるという判断だった。それだけのことです。
もし、期限を決めずに、夢を追い続けている人がいたら、早めに先を考えるようにしましょう。
それがあなたの為でもあり、相手の為です。
諦めることは格好悪いことではない

夢を諦めることは、本気で夢を追った人からすると苦渋の決断だと思います。
しかし、これだけは言えますが、諦めることは格好悪いことではありません。
むしろ自分のやりたいことを諦めて、自分にできることを選択することは賢明なことであると思います。

人それぞれの生き方がありますので、どういう生き方をしたにしても自己責任ではあります。
人に迷惑をかけなければ、どんな生き方をしてもそれは個人の自由だと思いますが、自分自身の生き方に後悔が残らないようにしたいものです。
夢を追いかけることができず後悔した人もいれば、夢を追った結果くすぶった人生を送り後悔する人もたくさんいると思います。
「期限」を決めて、夢を追ってみてはいかがでしょうか。