学校や企業、プライベートなども含めて、多くの人が何かしらの組織に所属しているかと思いますが、組織の中で比較されたことはありませんか?
もしくは、比較されている訳でも無いのに、自分自身で勝手に比較をして、勝手に落ち込んでしまうケースもあるかもしれません。
いずれにしても、他人に対して劣等感を持つことは精神衛生上にもおすすめはできません。
なぜ、劣等感で落ち込む必要は無いのか?また、劣等感の克服法に関して考えてみました。
目次
劣等感で落ち込む必要がない理由
劣等感を持って生きていきたい!なんて人は誰もいないと思います。
劣等感は無意識のうちに持ってしまうものなので、意識的にいちいち落ち込む必要はないと言い聞かせるくらいがちょうどいいかもしれません。
私が考える劣等感を持つ必要が無い理由は以下の3点です。
- 他人と自分はそもそも違う生き物だから
- 劣等感は思い込みによるものであるから
- 劣等感を持っても楽しく生きられないから
他人と自分はそもそも違う生き物だから
当然の話ですが、他人と自分は、見た目も能力も考え方も異なるはずです。
同じ社会で生活を共にしていたとしても「違う存在である」ことに違いはありません。
友達より足が遅くて劣等感を感じたことはあるかもしれませんが、チーターより足が遅くても誰も落ち込まないはずです。
論点がズレていると言われるかもしれませんが、そもそも違う生き物という点では比較の対象にするべきで無いのは同じです。
劣等感は思い込みによるものであるから
同じ組織にいると、どうしても他人と比較されているように感じるかもしれません。
たしかに、学校や会社の成績など見てわかる情報があると比較されているように感じるかもしれませんが、それはただの数値の話です。
劣等感は自分自身の心の中で生まれるものです。
自分の中で、他人と比較する必要も無ければ意味も無いと理解をするようにしましょう。
劣等感を持っても楽しく生きられないから
どうせ一度の人生なのだから、ハッピーに生きたいと誰しも感じているはずです。
他人と比較することは、ある人にとっては都合の良いことかもしれませんが、多くの人にとっては自分自身を苦しめることに繋がります。
劣等感は、自分自身を不幸にすると考え、楽しく生きていく為にも排除した方が良い感情だと考えるようにしましょう。
劣等感の克服法
自分の長所を理解する
もしあなたが劣等感を感じているとしたら、何に対して感じているのでしょうか?
おそらくAというひとつ能力に対して、あるいはA、B、Cといういくつかの数少ないことに対して感じていると思います。
しかし、人間には数多くの特性や能力があります。それは、仕事や社会生活に必要なものだけではないでしょう。
自分の苦手な所に目を付けず、自分が得意で自分にしかできないことに目を向けてみると、自然と劣等感は薄れていくでしょう。
前向きに捉え改善する
劣等感というとネガティブワードに聞こえるかもしれませんが、強すぎる劣等感が良くないだけであって、少しの劣等感は自分を成長させるバネにもなり得ます。
「あの人は○○ですごいな、それに比べ私はダメだ」という捉え方だと落ち込むかもしれませんが、「あの人は○○はすごいな、自分にも取り入れてみよう!」と捉え方ができればその感情は良い方向に動きます。
同じ出来事が起きたとき、解釈を変えてみる癖をつけてみるのもよいでしょう。
環境を変える
本当にツラい環境の場合、逃げ出してしまうことも悪いことではありません。
環境を変えることで、昨日まで強く意識して比較していたことが、まるで嘘のように消えてどうでも良いことになります。
環境を変えることで、いかに自分自身が感じていた劣等感が不要なものだったかに気付くことができます。
この気付きを忘れなければ、次の環境では周囲との比較をせずに生きていくことができるかもしれません。
少しの考え方の変化でラクに生きられる
同じ状況で同じことを言われたとしても、落ち込んでしまう人もいれば、前向きに捉え改善に向かう人もいます。
この違いは能力の違いではなく、考え方の違いです。
そう考えると劣等感は、能力が低いことが原因ではなく、考え方が良くないことが原因だとわかるはずです。
考え方を少し変えてあげるだけで、同じ物事も違う側面から捉えることができるようになります。
考え方や捉え方をポジティブなものに変えると、楽に生きることができます。
あくまでも、ポジティブが「善」ネガティブが「悪」という訳ではなく、ポジティブの方がラクだよ!という話です。
もし、今の暮らしがツラいと感じていてもっとラクにいきたいのであれば、考え方を少し変えてみると良いかもしれませんね。