仕事上で自分自身に都合が悪いことが起こった時、あなたはどのように考えますか?
自分自身の至らない点を考えた上で次に生かそうとするでしょうか?それとも責任逃れをする為の方法を考えるでしょうか?
前者出入る方がより成長できると理解したとして、無意識のうちに言い訳をしてしまうのが人間というものです。
今回は、言い訳が多い人間が仕事ができない理由と、言い訳をしない為の思考法について解説しましょう。
目次
なぜ人は言い訳をしてしまうのか
人はなぜ良い訳をするのでしょうか?
それは、出来ない自分を肯定し防衛する為の手段になるからではないでしょうか。
言い訳をするという言葉を聞くと、すごくネガティブな印象がありますが、言い訳をしたことが無い人間なんているのでしょうか?
言い訳をすることは、ごく自然なことです。
心を調整する為にも、時には言い訳は必要なことかもしれません。
しかし、それと同時に言い訳は行き過ぎると成長を阻害する原因にもなります。
そして、人間同士の摩擦を生むことにも繋がります。
言い訳をしている限り、良好な人間関係を築くのは難しく、人に認められる仕事をすることは難しいでしょう。
特に言い訳ばかりをしている人に限って、周囲に仕事が出来ないと思われる傾向にあるように感じます。
言い訳が多い人間が仕事ができない理由
言い訳が多い人の特徴には、以下のようなものがあります。
- 口ばかりで行動が伴わない
- 自分は正しいと思い込んでいる
- プライドが高く改善をしようとしない
口ばかりで行動が伴わない
言い訳が多い人の特徴として、行動力が低いということがあります。
行動するよりも先に、頭で考えてしまいやらない理由を探して結局何もできないという人を多く見てきました。
この手の人間は、行動を起こしている人間を見て、策が足りないだの口を挟むばかりで自分自身は行動をしないので、周りにも悪い影響を与えます。
自分は正しいと思い込んでいる
言い訳が多い人は、自分自身が正しいと思い込んでいる節があります。
会社勤めの場合、自分自身の判断よりも「上司の判断=会社の判断」として受け入れ、働ける人の方が仕事は出来るということになります。
組織で働く以上、自分の考えを捨てなければいけないこともあります。
言い訳が多い人は会社の判断に対し、陰で愚痴をこぼすことも得意です。
プライドが高く改善をしようとしない
言い訳が多い人は、プライドが高く改善をしようとしないという傾向があります。
厄介なことに、自分自身が言い訳をしているという自覚が無ければ、プライドが高くないとも思っていないケースが多いです。
失敗から学ばないので、当然周囲の人間との差は広がり、出来ない人間同士で集まるようになります。
良い訳ばかりしていると低い方へ低い方へ流れていくことにもなります。
言い訳をしない為の思考法
それでは、どのような考えを持てば言い訳をする癖を治すことが出来るでしょうか。
出来ない自分を受け入れる
まずは現時点で出来ないことがある場合、それを受け入れることから始めるべきです。
出来ないことを隠し言い訳を考えるよりも、出来ないことを認めどうすれば出来るようになるかを考える方が成長にも繋がります。
出来ないことは悪いことでも恥ずかしいことでもありません。
出来ないことから目を背け、行動を起こさないことの方がよっぽど恥ずかしいことだと思います。
必要以上に自分自身を正当化しない
自分では説明しているだけのつもりなのに、受け手には言い訳にしか聞こえないようなことは多く見られます。
人は無自覚のうちに自分自身を正当化しようとする生き物です。
自身を正当化しようとすると、事実を伝える際に感情が加わってしまうため言い訳がましくなってしまうのです。
自分の過ちを認めて、その出来事と正面から向き合うことが大切だと考えるようにしましょう。