年齢を重ねると、心身ともに様々な変化がありますが、どのようなものがあるでしょうか?
体力が落ちた、白髪や顔の皺が増えた、物忘れが激しくなった・・・etc 様々あるかと思います。
「加齢=衰え」と捉えがちですが、必ずしも悪いことだけではないと思います。
物事に関して深く考えるようになったり、若い頃に感じなかった価値観を手に入れたり、経験が増えたことによる良い影響もあるはずです。
その反面、経験が増えたが年配者「加齢により話が長くなってしまう」という傾向も目につきます。
目次
年を取ると話が長くなってしまう3つの理由
なぜ人は年を取ると話が長くなるのでしょうか?
人により異なるかもしませんが、大きく3つの理由があると思います。
- 長年の経験で獲得した知識をたくさん話したくなるため
- 認識能力の低下により相手の感情の読み取りが下手になるため
- 話していること話したいことの整理ができなくなるため
①長年の経験で獲得した知識をたくさん話したくなるため
これは良いことのようにも受け取れますが、大切なことは相手が知識を求めているかどうかです。
雑談の場合、相手にとっては必要ない知識であることの方がほとんどです。
もちろん相手が歓迎している場面では、その知識は相手にとっても聞きたいことになり得ます。
②認識能力の低下により相手の感情の読み取りが下手になるため
相手がどう受け取るかで、話し方や内容は変えていくべきです。
しかし年齢を重ねると脳の認識機能の低下により、相手がどのように感じているか読み取りが下手になってしまいます。
特に年齢を重ねると、喋り始めると相手の様子よりも自分自身の話に夢中になる傾向にあるので注意が必要です。
③話していること話したいことの整理ができなくなるため
これは年齢に限ったことではないですが、考えながら話をするタイプの人に起こる現象です。
ただ脳機能の低下により起こりやすくなるのは事実です、
話していること話したいことの整理ができなると、相手はおろか自分自身でも制御不能な状態に陥ります。
自分自身で整理ができていないことができればまだ良いですが、それが問題であることに気づかずに話し続けてしまっている年配者も多く見かけます。
相手との関係性やシチュエーションを意識する
高齢者に限ったことではないですが、相手との関係性やシチュエーションを意識することが大切です。
お互いに時間がたっぷりあり、のんびりとしたコミュニケーションを求めている関係性の場合、話が長いことはなんら問題ではありません。
相手の性格を理解しており、お互いに気の置けない関係を作ることはお互いにとって良いことです。
問題なのは、相手がうんざりしていることを理解せぬままに長話をしてしまうことです。
特に、初見の人や年齢や置かれた状況が異なる人と話す時は、注意が必要です。
嫌われる老人にならないために・・・
嫌われる老人はどのような人物像でしょうか。
- 自分ばかり喋って相手の話を聞かない。
- 相手の話を遮って自分の話をしてしまう。
- 話ばかり長くて何が言いたいのか全くわからない。
この中でどれか該当するかもしれませんし、全て当てはまるかもしれません。
また、知っている人であれば許せるけど、知らない人だったらちょっと・・・ということもあるでしょう。
嫌われる老人にならない為にも
- ①相手との関係性やシチュエーションを意識して会話すること
- ②お互いに心許し合える人間関係を日頃から築いておくこと
を頭に入れておくことをお勧めします。