働き方改革の推進により、ワーク・ライフ・バランスが謳われるようになりました。
働くことは生きていくうえで欠かせないことです。
働く理由は人それぞれだと思います。やりがいであったり、自己成長の為などあるかもしれませんが、少なくともお金を得る為という理由は間違いがいなくあるはずです。
生活をする為に働いているというのであれば、生活を充実させることを一番に考えたいものです。
働き方改革の影響で、以前よりは接待の機会は減っているように感じますが、まだまだ文化として残っているようにも感じます。
接待を仕事として割り切るとしても、夜遅くまで働いているということになりますし、私生活の充実という観点からみると妨げになっているのは間違いないことです。
果たして、接待は本当に必要なのでしょうか?
そもそも接待をしないと買ってもらえないのか?
そもそも接待は、「相手に気持ちよくなってもらう」「情報を得ることができる」「関係を強固にする」「見返りとして商品やサービスを買ってもらう」という目的があるかと思います。
そもそもの話ではありますが、接待をしないといもらう買ってもらうことはできないのでしょうか?
所属する会社が提供する商品やサービスによるところは大きいと思いますが、購入する立場の人は少なからず必要性を感じるからお金を払ってでも手に入れるわけです。
接待をすることでより心象を良くしようという考えは理解できますし、接待を受けた側は何かを返さないといけないという心理が働くのは事実です。
しかしながら、接待をしないと買ってもらえないということはないと思いますし、接待をしないと買ってもらえないのであれば価値がないということでもあります。
仕事なのでしょうがない部分はあるかもしれませんが、相手にとって必要のないものを売るということは褒められたことではありません。
競合の会社が接待をしているからというケースもあるかもしれませんが、いっそのこと接待自体を禁止にしていしまえばいいのにと思ってしまいます。
接待は誰かの犠牲の上に成り立っている
お客さんと一緒にお酒を飲めて楽しい、であったり、会社のお金で飲みに行ける!という前向きに気持ちで臨める人はいいかもしれませんが、多くの人は仕事と割り切り我慢を強いられていることかと思います。
接待を多くする会社は、しっかりと対価を払っているでしょうか?
交際費と人件費までしっかり払って、従業員が進んで接待をするのであればいいですが、経費は出すけど給料は出さないというのであれば、従業員に我慢をさせている可能性が高いです。
接待は誰かの犠牲の上に成り立っています。
たとえ接待をすることで売り上げが伸びたとしても、それにより従業員の仕事や会社に対して満足度が下がってしまうのであれば、有能な人材が離れていき、将来的に会社として生き残ることは難しいです。
従業員の満足度が高く、安心して働けるような会社を目指すためにも、必要以上の接待は控えるべきではないでしょうか。
メリハリのある働き方で充実した私生活を
会社の方針によるところが大きいので、従業員には選択の余地はないかもしれませんが、オンとオフはしっかりとメリハリをつけたいものです。
働くときは仕事に集中して成果を上げて、仕事が終わったら完全オフ、仕事のことは忘れてプライベートの時間にあてるというのが望ましいです。
半分仕事で半分プライベートのような時間は心も体も休まりません。
私生活の充実は、仕事にも良い影響を与えます。
無駄な接待を無くして、一人一人が充実した私生活を送ることができ、活き活きと仕事ができるような社会を作っていきたいものです。