日本人は投資に対して抵抗を持つ人が多く、貯金や保険のみで積み立てをしている人が多いのが現状です。
しかし、資産を最大化する為には貯金をするだけでなく、間違いなく運用も検討するべきだと断言します。
今後、日本でも貧富の差が大きくなることは避けようの無い事実です。
今回は、金融投資初心者向けに貯蓄・運用において注意すべきことについてまとめました。
目次
貯蓄・運用において注意すべきこと3選
①3ヶ月程度の生活資金は現金で持っておく
少しでも多くの金額を運用に回すことで得られるリターンが多いのであれば、1円でも多く投資したいという考えは注意が必要です。
予期せぬ出費に備えて、一定以上の現金を銀行預金として保有しておくことも大切な考えです。
予期せぬことが起きたら、株や債券を売却すれば良いと考えるかもしれませんが、短期目線ではやはりリスクは大きくなります。
それに、即金が求められた時に売買のタイミングを考えることは精神的にも良くありません。
運用は必要なことですが、生活費の3ヶ月〜半年分くらいは現金で保有しておくようにすることをおすすめします。
②分散して運用に回す
分散をするというと複数の金融商品を購入するというように考えるかもしれませんが、購入時期の分散もとても重要です。
これまで貯金のみでお金を貯めて来た投資初心者の方は、まとめて一度に大きな額を購入しがちです。
ただ、市場の相場はプロでも読めないのに素人がわかるはずもありません。
堅実な運用をするのであれば毎月定額が確実でしょう。
NISA制度を活用すれば、優良なファンドを毎月定額で積み立て購入できるので運用の入口としておすすめです。
③貯蓄の割合は10〜20%程度からスタートする
少しでも多くの金額を運用に回す為に、無理な節約に走ることはおすすめはできません。
無理をしすぎると自身がつらくなって長続きはしませんし、節約の反動で支出が増え努力が水の泡になります。
最初は無理をせず、手取り給与の10〜20%の貯蓄からスタートするのが良いでしょう。
手取りのが20万円だとしたら、月2万円程度。
工夫次第で何とかなりそうな額だと思います。
長期的な目線で運用すれば確実性は増す
投資で失敗する1番の原因が短期間でお金を増やそうとすることです。
デイトレードで大金を手にする人もいますが、大金を手にする人は同時に、大金を失うリスクも持っているということです。
最初の5年程度は種まきの期間と思い、運用結果に一喜一憂せずにのんびり構えるようにしたいとことです。
今回のコロナショックのようなことがあった場合、一時的に大暴落・大暴騰はありますが、長期的な目で運用すれば関係ありません。
実際、大暴落した株価は数ヶ月のうちにコロナ前の数値まで戻っています。
5年、10年、20年と投資期間が長くなれば長くなるほど、雪だるま式に運用益は増えていきます。
無理をせずコツコツ積み立てが理想
収入の10%をコツコツ積み立てすることができれば、30年後には大きなまとまったお金になっているはずです。
それに10%を貯蓄に回すということは、ライフステージによって難しくなるタイミングもあるはずです。
そんな時でも、コツコツと積み立てをする為には、節約や家計のやりくりが必要になるでしょう。
この習慣こそが貯蓄・運用をする上でとても重要な鍵になります。
人生100年時代、先は長いです。
まずは、手元にある貯金のほんの一部から運用に回していてはいかがでしょうか。