「納期のない仕事は仕事ではない!」というフレーズはよく聞きます。
たとえ納期がなくても、自分自身で納期を定めることは非常に大切なことなので、教訓として頭に入れておきたい言葉です。
仕事だけでなく、日頃の生活にも納期(=期限)を設けることで、短期集中をすることができるようになり、メリハリのある生活がすごせるようになります。
短期集中できるようになれば、全体として効率の向上にもつながります。
目次
期限を定めることで、初動をコントロールする

行動をする上で、第一のハードルして「始める」ことがあります。
どんなことでも、一度やり始めたら、ある程度は続けられるものですが、始めるまでが一番苦痛を伴います。
例えば、毎朝ランニングをすると決めたとします。
多くの人は継続できずにやめていくかと思いますが、その理由は、服を着替えて家を出てから走り始めるまでが面倒くさいからです。
継続できない人は、様々な理由をつけて、走らないことを無意識のうちに正当化してしまっているものですが、
「7時までに家を出る」と決めることで、いいわけの理由を潰しすことにも繋がります。
始めることが億劫であるのであれば、漠然と目標を立てるのでなく、時間を決めて初動をコントロールするようにしてみてください。
短い期限をいくつも作ることでより行動を明確にする

目標を立てるなら、より明確に立てるべきであるように、期限を決めるならより明確に決めるべきです。
先程の例で、ランニングをするために「7時までに家を出る」と決めたとしても、仮に6時55分の時点でパジャマを着ているようでは実現はしません。
7時に家を出るために、6時50分までに服を着替える、6時55分までに靴下を履くというように短い期限を決めておくべきです。
そうなってくると、6時50分前の行動も決まってくるかもしれないですし、もっと言うと前日の行動も決まってくるかもしれません。
このように行動をコントロールすることで、よりメリハリのある生活をすることができるようになります。
妥協点を見つけることで長引かせずに済む

期限を決めることで得られるメリットのもう一つは、妥協することができるようになる点です。
以前の私自身の話ですが、掃除を始めると徹底的にやりたくなるので、ひとつひとつの部分に時間をかけすぎてしまい、疲れた頃には、全然片付いていないということが良くありました。
原因としては、いつまでに終わらせるということが決まっていなかったからです。
「部屋をきれいにする」ということと「1時間で部屋をきれいにする」ということですと、ただ時間が加わっただけですが、1日が終わった時に振り返ると、全く異なる結果になっているものです。
時間を定めることで、妥協点を見つけることができようになります。
妥協というと、ネガティブな意味でつかわれることが多いですが、こだわりが強い人や完璧主義の人には、プラスに働くことの方が多いです。
良い仕事を1つするよりも、まぁまぁな仕事をたくさんこなすことの方が全体としては良い結果につながります。
物事を長引かせないためにも、期限を決めてどんどん妥協するようにしましょう。
休日にこそ期限を決めてメリハリを持つ

ダラダラと何もせずに過ごす!これも休日の醍醐味のひとつなので、自分自身で選択をしてダラダラ過ごすの出ればいいのですが、
一日が終わって、何もできなかった…と後悔するのであれば、やることを決めて、期限を決めるようにしたいものです。
仕事がある日は、自分自身で決めなくても、何時までに職場にいないといけないということが決まっているので、自然と逆算して期限を決めて行動できるものです。
人に決められた期限というのは、ストレスにつながることも多いですが、自分自身で決めた期限は自分で決めたことなので、ストレスには繋がりません。
洗濯をする、掃除をするといったようなことでも期限を設けることで、メリハリが生まれますし、効率化にもつながります。
メリハリのある生活で精神的に良い影響を

期限を決めることでにメリハリが生まれると、精神的に良い影響を与えることができます。
やることが決まっていることであれば、さっさと終わらせて、あとは自由に過ごしたほうが自分自身の為にもなります。
小さなことに期限を設けることは、無意識のうちに行っていることが多いですが、より明確に効率化を図るのであれば、意識的に取り組んでみてはいかがでしょうか。
是非、メリハリのある一日をお過ごしください!