雑記

日本語教師になるには?3つの方法とその後のルート

ホームステイや留学を通して海外での生活を経験した事で、国際交流の楽しさや意義について感じた人も少なくないと思います。

国際交流というと、当然相手の国の文化を学ぶ事が第一にありますが、自国の文化を伝える事も交流に欠かせないことです。

日本の言語を通して、文化や暮らしを教える仕事こそが「日本語教師」です。

私自身、ワーキングホリデーでカナダでの生活を経験し、日本語教師の道を志し資格を取得しました。

今回は、日本語教師になる為の方法とその後のルートについてまとめてみました。

日本語教師になる為の3つの方法

日本語教師になるには

日本語教師は国家資格ではないので、必要な国家資格はありませんが、働く為の採用において3つのうちいずれかの資格が必要になります。

  1. 大学で日本語教育の主専攻または副専攻として学び、修了する。
  2. 学士の学位を有し、かつ、日本語教師養成講座420時間コースを受講し、修了する。
  3. 日本語教育能力検定試験に合格する。

大学で日本語教育の主専攻または副専攻として学び、修了する。

大学によっては、日本語教育を専攻できるコースを設けている場合があります。

4年間かけてみっちり勉強でき、日本語教師以外でも日本語に関わる専門的に職に就ける可能性が見えてきます。

大学で学ぶ過程で、③の日本語教育能力試験を受験する人が多いです。

また、大学に通いながらより実践力を磨くため、②の養成講座を受ける人にも出くわした事があります。

学士の学位を有し、かつ、日本語教師養成講座420時間コースを受講し、修了する。

日本語教師養成講座は、専門学校や日本語学校でカリキュラムを組まれています。

日本語を教える方法だけでなく、言語の成り立ちや、社会的背景なども学べます。

(「社会・文化・地域」「言語と社会」「言語と心理」「言語と教育」「言語」の分野)

授業の一環で、実際の日本語学校で実技研修をできるような場も設けられており、講師も現役の日本語教師であるケースが多いです。

授業料は1年間で40〜50万円というのが相場でしょうか。

教育訓練給付制度を利用して、一部を補填する事も可能です。

日本語教育能力検定試験に合格する。

日本国際教育試験協会が主催する日本語能力検定試験は、毎年10月に札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡などの都市圏で受験する事ができます。

受験費は約1万円で、合格率は20%〜30%程度です。

合格率は平成25年度が22.7%であったのに対して平成30年度が28.3%と、近年上昇傾向にあるようです。

ただ受講者の多くが、大学で日本語教育を専攻していたり、日本語教師養成講座を受講中の方になるので、半端な気持ちで合格できる試験ではないといえます。

「平成30年度 日本語教育能力検定試験 結果の概要」 より

日本語教師としてのルート

キャリアパス

日本語教師の資格を取った後、どのような働き方があるのでしょうか?

当然、大学や一般企業採用の日本語教師というケースもあると思いますが、一定以上の経験者になるかと思います。

日本語教師としてスタートを切る人が最初に通るルートとしては、日本語学校が多いかと思います。

雇用形態と勤務地の観点からルートを考えてみました。

雇用形態

正規の常勤講師・非正規の非常勤講師がいます。

まずは、非常勤講師として教壇に立ちつつ、本業として日本語教師を志す人が常勤講師を目指すというのが実情です。

学校によって割合箱となりますが、概ね七割が非常勤講師であるため、常勤講師になること自体が狭き門ではあります。

日本語学校の講師陣の多くは女性社会で、男性比率は20%程度であるのは、そのような背景があるからでしょう。

勤務地

勤務地は、国内の場合は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡など、日本語学校のある都市圏になるでしょう。

実家が近くにあり家族のサポートが受けられるケースなら良いですが、独身で一人暮らしの場合は、非常勤の場合、アルバイトなど掛け持ちでする必要があると思ってよいでしょう。

また、国内で留学生向けに教える以外に、海外で日本語を教えるという方法もあります。

多くの日本語学校が、海外の機関と連携を取っています。

海外で働きたいという意思があるのであれば、数年の経験を積みつつ、早い段階で学校側に意思を伝えておき、協力してもらいやすい人間関係を作っておくと良いでしょう。

海外で働くと言っても、欧米では日本語教師の需要は高くないのが現実なので、中国や東南アジアなどで勤務する事を想定しておく必要はあります。

日本国内で働くのであれば生活を切り詰める必要がありますが、海外で働くのであれば寮などもあるので専念できますが、それこそ生活を日本語教育に捧げるというスタンスが必要になるでしょう。

日本語教師になった後の事を考えながら学習するべき

日本の現実

日本語教師として、教壇に立つことは夢とやりがいがあります。

しかしながら、雇用状況や現場はそう甘くはないのが現実です。

理想だけでは生きていけないので、日本語教師としての仕事だけでなく、普段の暮らしまで想定したライフプランまで考えておくべきでしょう。

そして、続けていく為には「やりがい」にあたる項目が非常に重要になります。

何の為に日本語教師として働くのか?

日本語を教える手段は、日本語教師の職につくだけではありません。

本業を持ちながら、ボランティアとして教える事も立派な国際交流と言えます。

いずれにしても、日本語教育の業界で長く生きていく為には強い意志が必要になってきます。

日本語教師を志し学習している方は、いざ日本語教師になった後の生活をリアルに考えておくべきでしょう。