外出自粛の呼びかけもあり、飲食店への外出は控えたい…とは言え、美味しいものが食べた!という願望を持つ方も多いのではないでしょうか?
そんな願いを叶えてくれるのが、お家にいながら有名店の味を楽しめる「Uber Eats」ではないでしょうか。
その便利さからも利用者が増えていると同時に、マクドナルドの近辺に配送員が屯する、通称「マック地蔵」なども問題視されているのが事実です。
そんなマック地蔵ですが、実際に配送員として1週間活動をして、マクドナルドは本当に稼げるのか検証をとってみました。
マクドナルドが配達員に好まれる理由
Uber Eatsの配達員であればわかるかもしれませんが、依頼元がマクドナルドだとわかると少し嬉しい気持ちになるものです。
マクドナルドがUber Eatsの配達員に好まれる理由は、なんと言っても
「短距離配送(=ショートドロップ)が多い」
ということにつきるでしょう。
Uber Eatsの報酬制度は、定期的に見直しされていますが現時点(2020年1月)時点では、短距離配送の方が効率的に稼げる仕組みになっています。
Uber Eatsではクエストという制度があり、長距離の配送から得られる報酬よりも、配送回数のクエストから得られる報酬の方が大きくなっています。
同じ10kmと配送距離が同じでも、5kmの配送を2回するよりも2kmの配送を5回する方が稼げるということです。
マクドナルドは店舗数が多く、店舗ごとの間隔が狭いので長距離配送が少なく、1件の配送にかかる時間が短くなる傾向にあります。
そして、Uber Eatsは商品のピックアップに対しては報酬が無く、ピックアップしてから配送するまでに報酬が発生するという仕組みがあります。
だとすれば、ピックアップ場所であるマクドナルドで待ち伏せていた方が効率よく稼げる。。。これがマック地蔵が散見される理由でもあるのです。
配送距離の平均を他店と比較した結果
では実際に、マクドナルドからの配送は本当に短距離配送が多いのでしょうか?
私自身、Uber Eatsの配送をはじめて2週間で113回の配送をしました。
ある程度は意識していたものマック地蔵をするようなことは無かったので、マクドナルドからの配送は10回のみと多くはなかったのですが、それぞれの配送距離は下記になります。
配送回数 | 合計距離 | 1配送平均距離 | |
---|---|---|---|
全配送 | 113(回) | 219.6(km) | 1.94(km) |
マクドナルド | 10(回) | 12.8(km) | 1.28(km) |
マクドナルド以外 | 103(回) | 206.8(km) | 2.00(km) |
確かに圧倒的に、配送距離が短いのは事実のようです。
【結論】待機時間が長くなると結局稼げない
私自身、1ヶ所でじっとしておくことが苦手ということもあり、マクドナルドに限らず地蔵状態になることは無いのですが、試しに5〜10分程度待ってみました。
しかし…なかなか鳴らない。
いやいや、効率的に稼ぐ為にはじっとしておくのが苦手でも待つんだ!
…鳴らない。。。
同じマクドナルドでも都心にあるか、郊外にあるかでオーダーの頻度は異なるでしょう。
ただ、オーダーが集まる場所は、配達員も集まる場所であると言えます。
配送距離が短いという事実であったとしても、待機時間が長くなり配送の回数が減ってしまうと結局稼げないということです。
Uber Eatsのアルゴリズムは明確にはされていないので何ともいえませんが、自分の利益のみを求めた行動よりも、さまざまな店舗の配送をしてくれる配送員の方がUber側からは好まれるはずです。
身体だけでなく頭を使って工夫することは稼ぐ為には必須だと思いますが、規律ある行動で、1件1件丁寧に配送することに意識することの方がよっぽど重要に感じている今日この頃です。