貯金がなかなかできない人には、似たような特徴が見られます。
そして、貯金ができない言い訳も同様です。
今回は、貯金ができない人が使いがちな言い訳を見ていく中で、反面教師的に学んでいければと思います。
目次
貯金ができない人が使う言い訳・4選
①頑張ったからご褒美が必要
頑張ったらご褒美が欲しくなるのは当然なことですから、ご褒美の為の支出はあるべきだと思います。
ただ、ご褒美の「頻度」と「金額」を決めておきましょう。
仕事を頑張ったからと言って、ご褒美にとコンビニに立ち寄ることが習慣になってしまっては、もはやそれはご褒美とは言えません。
また、ご褒美となる買い物はおこづかいから出している家庭が多いと思いますが、ご褒美が小遣いの額が高くなる原因かもしれません。
②健康の為に食費は削れない
食事は健康と直結する為、削るべきではありませんが、だからといって予算を無視して良いというわけではありません。
健康を言い訳にして、食費が上がりすぎてはお金は貯まりません。
また、自炊の頻度を上げることで食費が下がるだけでなく、健康面でも良い影響があります。
健康と節約をしたいと両立させたいなら、毎日自炊を心に誓いましょう。
③冠婚葬祭が重なってお金がない
冠婚葬祭の際には惜しまずお金を使うべきであると私自身も考えています。
ただし、そのこととお金が貯められないことは別物として考えなければなりません。
毎月発生する支出ではないものの、年間で考えるとある程度は予想できるコストです。
自身の年齢から結婚式ラッシュなどは3年くらいのスパンで見るとある程度は予想ができます。
④人付き合いにはお金をかけるべき
人付き合いは大切にするべきですが、全ての誘いを受けてしまっていてはお金は貯まらない一方です。
本当に大切な人間関係にはお金を使うべきですが、そうでない付き合いは程々しておきましょう。
週単位や月単位で予算を決めて、時には断ることも必要です。
相手も自分のことを大切に思っているような関係性であれば、事情を話せばわかってくれるはずです。
数字にこだわることで感情に負けない
貯金に失敗する人の言い訳を4点あげてみてみましたが、たしかにいずれも正論です。
しかし、正しいことだからこそ貯金の妨げになるのも事実です。
「これは良いことだ」「これは正しいことだ」「これはやるべきだ」そういった感情は時として、貯金をできないことの言い訳になり得ます。
そういった感情が貯金が上手くできないと感じた時は、とことん数字にこだわると良いでしょう。
予算を決めてそれを越えないようする。一見正しいことでも、予算を超えるようなことがあればそれは悪と捉える。
シンプルに考えることでお金は確実に貯まるはずです。
年間で予算を立てることが大切
予算を立てるときには、月間で予算立てすることがほとんどだと思いますが、年間でも予算を立てると良いでしょう。
月単位の予算立ては、短期的な目標値となり月ごとにリセットされるのでモチベーションの維持としては非常に効果的です。
その反面、高額の買い物への対応がしづらいのが事実です。
手取り年収が300万円の人が、毎月20万円(年間で240万円)で生活して1年間で60万円を貯金しようと計画したとします。
しかし、日頃の生活費以外に、冠婚葬祭や家電の故障、賃貸物件の更新、車検、などといった頻度は低いもの高額なものは多く存在します。
そういった出費を貯金予定の60万円から切り崩していくと、あっという間に予定していた60万円は無くなっていきます。
毎月の生活費を18万円(年間で216万円)、特別出費の為に3万円積み立てる(年間で36万円)、年間支出が252万円で48万円を貯蓄に回す。こういったプランの方が確実性は高いでしょう。
短期的目線と中長期的目線の両方をしっかりと持ち、確実に貯金ができる仕組みを考えていきましょう。