一人暮らしの人は外食の割合が、家族で暮らしている人に比べて高いかと思います。
私自身、結婚するまでは10年以上も一人暮らしをしていました。当時のことを振り返ると、もっと節約して貯めておけばよかった…としばしば感じます。
現在、食費にかけるお金は妻と2人で3万円以内に抑えています。

外食費は別勘定にしていますが、月に1万円もいかないので、あわせて4万円弱というところでしょうか。
しかしながら一人暮らし時代は、忙しいことを理由に自炊する習慣は無く、一人で月に5~6万円くらい使っていました。(飲み会が多かったのもありますが)
過去の自分に伝えたい。「少し頑張って自炊をしていたら、10年後のあなたはもっとお金が貯まっているよ!だから頑張りな。」と。
そして、自炊をするために助言をするならば「米を炊け!」とを真っ先に言います。
実際に、毎日米を食べるようになり感じたことをもとに、一人暮らしの人が炊飯をすることで、なぜ節約ができるのかをまとめてみました。
一人暮らしで節約をしたいけれど自炊ができていない人
目次
私が一人暮らし時代に自炊ができなかった理由

今振り返ると、何故もっと節約しなかったんだ!?という気持ちになりますが、正直なところ20代の頃は漠然としか将来について考えていませんでした。
「なるようになるさ」主義だったので、節約のために自炊をしようという概念がなかったのです。
まずは、自炊をするために目的を持つことです。
健康の為というのも一つかもしれませんが、今回のテーマである節約という観点で話をすると、節約して何をしたいのか?を決めておいたほうがいいでしょう。
今の私は、「家族の為、子供の為、そして未来のために貯蓄が必要!」という目的が明確になっているので節約ができます。
まずは、そうして節約をしたいのか考えてみてください。
もし、その結果が、未来に対しての蓄えをしたい。ということであれば、まずは「米を炊く」事から始めてみませんか?
自炊による節約効果を出すためには継続が必要

私は毎日晩酌派だったので、夜ごはんにお米を食べることは殆どありませんでした。
昼ごはんは会社近くの定食屋でランチでしたし、朝はコンビニのパンかおにぎりだったので、炊飯することが全くなかったのです。
もちろん一人暮らし時代にも、調味料や食材を買うことはあったのですが、継続ができないのですぐに食材をダメにしてしまい、結局外食のほうが安かったという経験を何度もしてきました。
もし、一人暮らしで自炊による節約を目指すのであれば、継続的に行わないと効果は出ません。
フライパンを振ったり、鍋で煮込んだりというような料理をいきなり毎日というのは、ハードルは高いかもしれませんが、米を炊くということだけであれば誰でもできると思います。
別に立派なおかずを作らなくても、お惣菜だけ買って食べるでもいいですし、付け合わせのものがあれば朝食くらいにはなります。
また、食べ残した米は冷凍をすれば日持ちしますから、節約効果は大きいです。
炊飯の習慣で食費が節約ができる3つの理由

炊飯をすることで、食費は確実に落とせます。
電気代が~、ガス代が~とか上級者の節約法であり、外食の多い一人暮らしの方は、まずは黙ってお米を炊きましょう!
炊飯をすることで節約ができる3つの理由は下記になります。
家でごはんを食べるという概念ができる
ごはんは家にあるのであれば、家で食べようという気持ちになります。一番わかりやすいのが朝食です。
朝食は何も食べないという人もいるかもしれませんが、1日のパフォーマンスを考えると抜くべきではありません。
コンビニで買って食べる人も多いと思いますが、非健康的なおにぎりを食べるくらいなら、自分で炊いた米にお漬物と醤油でもかけて食べる方がまだ健康的です。
しかし、家に米がないと、家で食べるという選択肢が生まれません。
朝は忙しいから~という理由でコンビニで買って食べているようでは節約はできませんよ。
まずは炊飯することで、家でごはんを食べるという概念を作ることができます。
折角だからとおかずにもこだわり始める
お米がある環境ができたら、おかずが必要になります。
毎日レトルトや付け合わせだと当然物足りなくなるので、少しずつ料理をするようになります。
毎日作るのではなく、日持ちするものを作って少しずつ食べることがおすすめです。
食材のロスを無くすために、一度にまとめて作り冷凍をしておけば、期限を気にせず食べられます。
家におかずがない時はお惣菜を買う、お弁当屋でライス抜きで買う、という選択もできます。
おかずがなくても、米だけは確実に家にある環境を整えましょう。
成果が出て節約が楽しくなり波及効果が出る。
炊飯をしてしばらくすると、お金の減りが緩やかになり、効果がわかりやすく出ます。
そうすると、昼ごはんを弁当にしてみようか?であったり、今日は晩酌を無しにして米を食べよう!など、他の所でも節約が始まります。
成果が出ると楽しくなり、次から次へと波及効果が生まれます。
まずは、その根源として炊飯の継続を忘れないようにしましょう。
米があれば何とかなる

不景気だとか、給料が下がったなどというニュースはよく耳にしますが、日本人の食生活はかなり贅沢であることは日本人は米を食べなくなったというデータからもわかります。
戦後、経済成長が始まり少しずつ食に困らなくなってきた1960年代前半を頂点に、日本人の米の消費量は年々減っています。
主食である米に依存していた時代から、食が多様化し好きな物を選択して食べられる時代になりました。
しかしながら、節約という面からみるとお米は偉大であり、コスパ最強です。
貯蓄の為に健康的に食費を下げたいという一人暮らしの方、
毎日お米を炊くことから、その第一歩を踏み出してみませんか!?