将来の不安を消す方法のひとつに「貯蓄」を増やすことがあります。
貯蓄を増やす要因として、「収入を増やす事」と「支出を減らす事」がありますが、収入の増加がすぐには見込めないというのであれば、まずは支出を減らす事に目を向けるべきでしょう。
日々の生活の中で、無駄を省き出費を減らしていきたいものですが、過度な節約は限界を越えると逆に支出が増えてしまうこともあります。
今回は、節約をするときの注意点に関してまとめてみました。
目次
心身に負担をかけるような節約はNG
節約をする上で心掛けておきたいことが、最低限度の生活を維持した状態で、心身に負担はかけないことです。
食費は予算を決めて削り過ぎない

お金を貯めたいという理由で、食事を抜いたり、栄養が足りないような食事をすることは逆効果です。
何日もそのような生活を続けると、栄養失調で病院行きになり、逆に出費が増えてしまします。
食費は予算を決めて、範囲内で健康的な食生活をするように心がけたいです。
我が家では3万円の予算を立ててます。
当然節約は心がけていますが、必要以上に予算下げるつもりはありません。
光熱費は節約できない部分もある

光熱費は固定費ではありますが、夏や冬には冷暖房の影響もあり電気代が高くなる傾向にあるので節約の対象としてはよく注目されます。
電気代の削減は是非注目したい項目ですが、過度な節約はNGです。
猛暑日に節約のために冷房をつけなかったり、真冬日に暖房をつけなかったりする場合、体調を崩して病院に行かざるを得ない状況になり、出費が増えてしまいます。
エアコンの温度を調整することは節約の上でおすすめできますが、エアコンを使わないということは体に負担が大きいのでお勧めできません。
交通費の節約は行き過ぎると損する

例えば、交通費を節約するために、飛行機を使わず深夜バスを使ったとします。
体力に自信があるのであればいいですが、体に負担がかかるということは忘れないようにしたいです。
私は福岡-東京間で移動が多いので、若い頃は深夜バスで15時間かけていたこともありますが、今それをするとおそらく腰を悪くします。 → 【東京⇔福岡 移動手段の徹底検証!】
また、節約のために朝一の安い飛行機を予約したけど、電車の遅延により乗れなかった…というようなことがあると、余計な出費は増えます。
移動のコストに関しても、行き過ぎると損をするケースがあるので考え者です。
お金以外にも大切なものを失っているかもしれない

過度な節約により、逆に支出が増えて損をしてしまうケースについて触れましたが、失うものはお金だけではありません。
節約のために大切なものを失うようなことには気を付けたいです。
例えば、人と会うとお金がかかるから、人との接触を控えるというようなことがあると、お金よりも大切な人とのつながりを失うことにもなります。
本を買うお金を節約して、お金のかからないテレビばかり見ているのであれば、学びの機会を失っているかもしれません。
交通費の削減では、出費が増える例について触れましたが、大切な時間も同時に失っているという考えも持っておいた方が良いでしょう。
その節約により失うものはあるが、引き換える価値があるのか?は常に考えるようにしたいです。
コンビニは便利なのでついつい利用しがちですが、私はその便利さは失っても何も問題はないと考えています。 →コンビニの立ち寄りの「習慣化」は危険な行為?
このようなちょっとしたことで、少しずつ節約をしていければいいと思っています。
節約を長期的な視点で考える

節約をする際には、目の前の無駄を省くことに執着しがちです。
確かに大切なことですが、計画性がなく漠然と節約生活をはじめると、過度な節約を生む原因になります。
1週間の目標⇒1ヶ月の目標⇒1年の目標と、少なくとも年間でいくら削って、いくら貯めたいのかという視点は持つべきです。
それぞれの期間の目標値が決まれば、無理をしない程度に節約をすることができますし、継続にもつながります。
たとえ1ヶ月頑張って5万円貯金ができても、疲れてやめてしまって残りの11ヶ月貯金ができなかったという場合、1万円の貯金を12ヶ月続けた方が、最終的に溜まっている貯金額は後者の方が多くなります。
長期的視点を持つことで、心身に負担のかからない、充実した生活を送りながら、貯蓄を増やすように心がけましょう!