あなたの家では、家計管理は夫と妻のどちらがしていますか?
日本では妻が財布を握り、おこづかいを夫に渡すというスタイルが昔から多いように感じます。(うちの両親はそうしていました)
しかし、現代では共働き家庭が増え、夫が管理したり双方で管理するという家庭も増えてきているように感じます。
今回は、夫が家計管理をするメリットと注意点について考えてみたいと思います。
目次
夫が家計管理をするメリット
夫が家計管理をするメリットは以下3点です。
これらから貯蓄スピードは高くなるように感じています。
- 家計管理が苦手な妻の場合ストレスが減る
- 夫の飲み会など無駄遣いが減る
- 収入を増やす努力をするようになる
①家計管理が苦手な妻の場合ストレスが減る
お金の管理は少なからず負担がかかる仕事です。
毎月の収支の管理管理だけでなく、10年後20年後を見越して計画的に貯蓄していく必要があります。
先が見えない不安と戦いつつ、生活を切り詰めていくことは少なからずストレスに繋がります。
ライフプランの策定を含め、夫が中心になって進めることができれば妻の負担を小さくすることができます。
②夫の飲み会など無駄遣いが減る
夫が家計管理をする場合、将来への不安と備えから飲み会など無駄遣いが減る傾向にあります。
おこづかいというのは、家計における大きな支出の割合を占めます。
自由に使えるお金があることは良いことのようですが、好きに使えるからこそ無駄遣いが生まれおこづかいが少ないとボヤく原因になります。
飲み会への参加が少なくなった夫は家の帰りも早くなるので、家族で過ごす時間も増えます。
③収入を増やす努力をするようになる
実際に家計を握っていると、収入が足りないと感じる場面が出てきます。
そういった事態に直面した時、収入を増やそうと努力するのは自然なことです。
会社出の仕事に精を出したり、副業に取り組んだり、創意工夫が生まれます。
妻側もそんな姿を見て、相乗効果が生まれ安くなります。
夫が家計管理をする場合の注意点
夫が家計管理することはメリットが多く貯蓄するのに向いていると思う反面、夫が家計管理をするリスクもあります。
4つの注意点を挙げていきたいと思います。
①毎月の生活コストの共有をする
妻が家計管理をする場合でも同じですが、毎月の生活費を夫婦で共有しておくことは大切なことです。
おすすめは、家計簿アプリを共有しておき双方が確認できる環境を作ることです。
妻側も、任せっきりにしてはいけません。
②夫の収入と貯蓄額を妻も把握しておく
夫が家計管理をする家庭は生活費を妻に渡し、生活費以外は妻は把握していないというケースもあるようです。
生活費を頑張って節約しているのに、夫は外で何にお金を使っているかわからないのは不公平です。
夫はしっかりしているの大丈夫と思っていたら、貯蓄が全くされていなかったという話もちらほら耳にします。
夫の収入と現時点での貯蓄額は、妻も把握しておくようにしましょう。
聞いて教えてくれない場合は、黄色信号と思って良いでしょう。
③双方ストレスが溜まらない環境を作る
夫が家計管理をすることに、実は妻が不快に感じたり、不安に思ったりするケースもあるはずです。
夫婦で話し合って、合意の上で決まっているのであれば良いですが、擦り合わせは必要です。
どちらかの主張を押し通すのではなく、パートナーの意見を反映していくことで双方ストレスが溜まらない環境を作るよう意識したいものです。
④項目ごとに予算を決め家族全体で取り組む
一人暮らしの場合は個人の努力でどうにでもなりますが、家族で生活をしている場合はチーム戦です。
いざ節約をしようとなった時に、ある程度のベクトルを合わせておく必要があります。
食費・日用品・嗜好品・レジャー・雑費など項目を設けて、項目ごとに予算を共有しておき家族全員で取り組むようにしなければなりません。
得意な方が管理をすれば良いが共有は必須
家計管理が得意な人もいればそうでない人もいます。
どちらがするのが良いかは、家庭によって異なると思いますし、夫婦共同で管理することが最適解である夫婦もいるはずです。
我が家の場合は、夫である私が得意(というか趣味レベル)なのである程度上手く行っていると認識していますが、妻の意思は尊重するように心掛けています。
どのような形で管理をするにしても、家計状況を共有しておくことは必須事項だと感じます。
あまりこういう話はしたくないですが、もしパートナーに何かがあった時に全くわからないとか、その時になってはじめて知ったという状況は健全ではありません。
また、共有することで一緒に頑張るという気持ちも芽生えるはずです。
二人三脚という気持ちで家計管理ができれば、ますます貯蓄のスピードは上がるはずです。
改めて、家計管理について考えてみてはいかがでしょうか。