コロナウイルスの発生源でもある中国では、感染者減に伴い自粛が解禁したというニュースが流れています。
そんな状況の中、自粛期間の消費できなかったストレスを解消するべく「リベンジ消費」が盛んになっているそうです。
日本でも自粛解禁後、同じような現象が起こることが期待されます。
経済活動が活発になることは歓迎するべきことですが、一個人で考えた時には危険な行為になり得ることを忘れてはいけません。
今回は自粛期間中だからこそ考えておきたい、リベンジ消費による無駄遣い防止法についてまとめました。
リベンジ消費による無駄遣い防止法
自粛期間中、何かしらのストレスを感じた人が大多数かと思いますが、その反動で自身の制御を越えた消費は危険な行為です。
そんなリベンジ消費の予防法が下記3点があります。
- 自粛期間中の損益を把握する
- 欲求に優先順位をつける
- お金を使わない楽しみを知る
自粛期間中の損益を把握する
そもそもの話になりますが、自粛期間中ストレスが溜まったかもしれませんが、果たしてお金も貯まったのでしょうか?
日本全体を見渡すと消費活動が減退したのは事実ですが、個人ベースで見た時ではそう放っていない可能性があります。
また、コロナの影響で収入が減ったという人も少なくないはずです。
期間中の損益を比較して、プラスになっていない状態の人が必要以上に消費をすることはおすすめできません。
まずは、自粛期間中の損益を把握して現実を知ることこそが無駄遣いを防止する第一歩です。
欲求に優先順位をつける
自粛期間中の収入減は無く支出が減った(また資産がある)という人は、自粛解禁後に大きな消費をしても問題が無いということになります。
給付金もありますので、是非世の中の為に使ってください。
ただし、むやみに消費をして無駄遣いはいけません。
感情に任せて消費をするのではなく、欲求に優先順位をつけるようにしましょう。
ショッピングをしたいのか、旅行をしたいのか、外食して美味しいものを食べたいのか。
どれもしたいという気持ちはわからなくはないですが、優先順位をつけて予算の範囲内で楽しむようにしましょう。
お金を使わない楽しみを知る
リベンジ消費の目的がストレス解消であるのであれば、別にお金を使わなくてもストレス解消ができれば良いということになります。
お金を使うことで楽しみの幅を広げることはできますが、お金を使わないと楽しめないという訳ではありません。
家にいる期間が長かった場合、外に出るだけで気分は上向きになるはずです。
「お金を使うこと=楽しい」という考えは、貯蓄が増やせない体質の1つです。
買い物をしてもストレス解消にならない
買い物をすると、なんとなくウキウキとした気分になりストレス解消になるように感じるものです。
買い物をしている最中には、一時的にドーパミンなどの脳内物質が分泌されるので瞬間的にはストレスが発散した気持ちになります。
しかし、高揚感はそう長く続くものではありません。
長く続いても家に帰って、鏡の前で袖を通すまでです。
場合によっては、家に帰って何でこんなに買い物してしまったんだろう…なんてこともあるかもしれません。
長い間、買い物をしていないと理由は無しに買い物をしたい!と感じる瞬間はあるかもしれませんが、そんな時は冷静になって考えてみましょう。
それは、生活において本当に必要なのか。
人生を豊かにしてくれるものなのか。
ただ、買い物という行為がしたいだけではないのか。
買ったものを使ったものを使って生活が豊かになるのであれば良いですが、ストレス解消の為の買い物はやめておきましょう。
これを機に自分自身の価値観を見直そう
日本でも少しずつ自粛が解禁され、経済活動が盛んになることでしょう。
自粛期間がどのくらいの期間続くかは不明ですが、今のうちに自分自身の価値観を見直しておきましょう。
何をすることが自分にとって幸せを感じられる行為なのか?
何であれば、我慢したとしても生活の満足度を下げること無く暮らせるのか?
そのことを理解することができれば、リベンジ消費は恐れるに足りないものになります。
本当に自分に取って価値があるものに絞ってお金を使うことができれば、無駄遣いせずに人生を豊かにすることができます。
自粛期間中に価値観を見直す機会を作ってみてはいかがでしょうか。