人生100年時代。貯蓄を少しでも多く増やしておきたい所でしょう。
貯蓄を増やす第一歩として「自身の生活を振り返り節約習慣を身につける」ことがあります。
しかし、間違った節約をしてしまうと生活の満足度は下がり、続かないので見直すべきです。
今回は、豊かな生活の妨げになる間違った節約法について解説していきます。
目次
間違った節約法・5選
①ゆとり費を削っての節約
生活にある程度のゆとりを持つ為に「おこづかい制度」を取り入れている家計も多いと思います。
自由に使えるお金を絞ってしまうと逆に他で補填をしようとするので、逆に支出が増えて忌まします。
家計が苦しいからおこづかいを減らすというのは、生活から豊かさを奪うことにも繋がります。
②度の過ぎる光熱費の節約
「電気はこま目に消すように!」「ガス代が勿体ないから追い炊きはしないで!」「食器洗いは水を出しっぱなしにしないで!」
光熱費の節約に目を向けると、このようなシーンに出くわします。
たしかに、無駄な水道・光熱費は削減するべきですが、行き過ぎた節約をしても大した金額の節約にはなりません。
金額の問題でなく気持ちの問題だ!と言われてしまいそうですが、小さなことでカリカリすること逆に精神的にも良くありません。
③交際費をケチっての節約
人と会って話をすることから学べることはたくさんあります。
確かに、学ぶことの無いような付き合いの飲み会は断るべきですし、必要はありません。
ただ、必要だと感じているのに節約の為にやめることは良くないことです。
冠婚葬祭に関わる出費こそ、率先して使う項目です。
④健康の為に使うお金を節約
健康であることこそが、幸せである為のベースでもあります。
勿体ないから、身体に不調を感じているのに病院にかからない、定期的な歯のメンテナンスをしないなどはダメな節約です。
また、身体を動かす習慣を作る為にジム代を払うという選択は良いものです。
ただ、利用しないのに払い続けているというのであれば見直しの対象です。
⑤自己投資に使うお金を節約
本を買う・セミナーを受ける・旅をするなどといった自身の知見を広げる為に使うお金はケチってはいけません。
自己投資をすれば、数年後に何倍にもなって返ってくるという気持ちで出費したい所です。
3000円の節約は新書を2冊読むため!そのくらいの気持ちでちょうど良いと考えます。
人生を豊かにする出費は積極的に!
老後の為に、少しでも多くの蓄えを作っておきたいと考えるのは自然なことです。
しかし、現在の生活の満足度を下げてまで貯蓄に回すのはおすすめできません。
出費にも良い出費と悪い出費があると思います。
生活の満足度を上げない、無駄な支出(いわゆる「浪費」)は削減して少しでも貯蓄に回すのは正しい選択でしょう。
一方、人生を豊かにする出費は、良い支出だと言えます。
自己投資や交際費など、人生を豊かにする出費は惜しまず積極的に使っていきましょう。
正しい節約を継続することが大切
スポーツで間違ったフォームでいくら練習しても上手くいかないように、節約も正しい節約をしないと上手くはいきません。
・自身の生活を豊かにすることにお金を使う。
・生活を豊かにしない無駄な出費を減らす。
これらのことは、節約をするうえで考え方のベースとして持っておくべきでしょう。
注意しないといけないことは、自身の生活を豊かにすると思い込んで浪費をしてしまっているというパターンです。
短期的な目線でなく、長期的な目線で自己成長に繋がるかを考えてみましょう。
節約は、継続してはじめて効果が現れるものです。
長期的に、正しい節約を継続することを心掛けましょう!